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カテゴリ:技術論
BaseballClinicに連載されてる「経営学で読み解く監督の戦略インサイト」はとても勉強になる記事です。6月号では元東芝ラグビー部監督の冨岡鉄平さんの話が載っていました。 「Better People Make Better All Blacks」というオールブラックスが掲げる言葉が紹介されていました。「いい人間が,いいチームをつくる」という意味です。シンプルながら素晴らしい言葉です。 プロであろうがアマであろうが,いい人間がチームをつくることは間違いありません。 「悪貨は良貨を駆逐する」という格言をよく耳にしますが,「良貨は悪貨を駆逐する」ことはかなり難しいと思います。 冨岡さんは「ラグビー憲章」の文言も引用していました。 「品位・情熱・結束・規律・尊重」 です。今流行の「自由」「多様性」よりも基本となる考え方なのではと思います。 . 同誌では「JK=自立と工夫で常識を変える」という弘前学院聖愛高校の原田一範監督の取り組みを紹介していました。本の紹介記事を紹介するという変なブログになってしまいますがお許しください。私はまだ読んでおりません。 その紹介記事からの引用です。 「考えさせる野球をすることによって生徒が育つんです。ただ,勘違いしてほしくないのは,決して自由ではないということ。みんなノーサインだから自由にやってると思っているんですよ。そんなことはない。めちゃくちゃデータを取って,めちゃくちゃ打ち合わせをして,試合中にめちゃくちゃ会話をします」 「打席での役割は『出る,進める,還す』。これがわからないとノーサインにならないです。アウトの定義がわからないとノーサインにならないです」 確かに,選手に任せっきりにするのが「自主性」,何も考えないで勝手にやるのが「ノーサイン野球」だと思っているチームが多いのではないでしょうか。 . 同誌で私が楽しみにしている「監督の目」は,「八戸学院光星対関東一」の試合の分析でした。八戸学院光星・仲井宗基監督と関東一・米澤貴光監督が興味深い話を展開していました。この記事の最後には「監督自身が『今日は,さえていない。ついていない』と感じているとき,途中から采配がハマり出すことはない」と書いてありました。なるほどと思いました。 . . . 話は変わって 6月11日の「San DiegoPadres対AucklandAthletics」7回裏,突然照明が落ちました。こんなこともあるのですね。観客は大喜び,スマホのライトを点灯して幻想的な光景を演出したそうです。 日本だったら照明の管理に対して文句を言う方もいるかも。 . 木津川俊彦投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。 匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。 意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.06.13 08:17:21
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