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2024.09.27
カテゴリ：スポーツ界の発展のために
日本ではどの競技も指導者のトップを「監督」と呼びます。 ラグビー日本代表のエディ・ジョーンズさんは「ヘッドコーチ」です。誰も「ジョーンズ監督」とは言いません。数少ない例外ではないでしょうか。 「監督」という語句は「管理」的なイメージが付きまといます。 昔から指導者のトップを日本では「監督」と呼んでいます。辞書で調べてみると「監督」とは「指図をしたり見張ったりして，取り締ること」という意味です。 海外では「監督」ではなく「ヘッドコーチ」であることが多いようです。 Baseballの場合はヘッドコーチではなく「manager」です。野球が監督コーチも選手と同じユニホームを着用するのはここに理由があるようです。 競技によっても違いがあります。 団体競技では「監督」でも違和感がないですが，個人競技でも日本では「監督」です。単に「コーチ」では問題があるのでしょうか。箱根駅伝のような実質的に団体競技なのであれば「監督」でも違和感はありません。 . 話は逸れますが，暫く前に車の中でラジオを聞いていたら，どこかの子どもが 「なぜ県の長は『県長』ではなく『県知事』なのか」 という疑問を語っていました。なるほどと思いました。しかし国の長は『国長』ではなく『大統領』であったり『国王』『総理大臣』『最高指導者』等様々です。 銀行は『社長』ではなく『頭取』です。 . 『監督』の呼び名も競技によって国によっていろいろあっても不思議ではないかもしれません。 . 映画の「監督」は「director」です。一般的には「supervisor」と訳すようです。 . 「監督」は高圧的なイメージがある言葉ではないでしょうか？そう感じるのは私だけですか？ スポーツ界のパワハラが大きな問題になっていますが，この「監督」という呼び方が「上意下達」「絶対服従」「トップダウン」等々のイメージを増幅させているような気がします。 なぜ，自主性の大切さを主張し，パワハラを問題にする学者の皆さんが「監督」という呼び方を問題にしないのでしょうか。 . . 少々話は逸れますが，常々疑問に思っていたことをお話しします。 メディアで監督，コーチを紹介する場合，選手としての実績を並べることが多いようです。しかし，プロ野球等の解説や評論の場合は，まずは指導者としての実績を紹介すべきではないでしょうか。選手としてより指導者としての方が深くそして多岐にわたる話ができるはずです。指導者経験がない解説者，評論家もいますが，それほど深い話はできないと思います。 . 木津川俊彦 投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。 匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。 意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2024.09.27 08:00:12
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