東京ワンダーランド

上野公園になぜ野口英世像が！

上野公園と云えば西郷隆盛の銅像があまりにも有名です。
実は上野公園の中にはほかにもいくつかの銅像があって
たとえば
上野公園の大噴水向かって右手の木立の中にひっそりと
たたずんでいる銅像が　野口英世像です。
最初なぜこんなところに野口英世の銅像があるんだろうと
誰しも疑問におもうはずです。

昭和22年に北里研究所や日本医師会が中心となって野口英世の
銅像をつくることになりました。
完成した銅像は当初皇居前や日比谷公園に設置される希望が
出されていましたがどちらも許可が下りず
ここ上野公園の大噴水横の木立の中に設置されることに
落ち着いたといういきさつがあります。

私たちが普段生活していて
いちばん見慣れている日本人の偉人はだれかときかれれば
野口英世と真っ先に答えることができるはずです。

お札の中でいちばん使われている
千円札のなかに野口英世がいるからです。

ところが買い物をして千円札を渡すとき
野口英世の存在ってあまり意識しません。
したがって
この偉人の名前がなかなかでてこないのは無理もありません。

野口英世の銅像がみえる木立の間から
国立科学博物館の建物が見えます。

我が国の科学（医学）の発展に偉大な功績のあった人にとって
やっぱりここがふさわしい場所なのかもしれません。