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カテゴリ:腐女子な話
その昔、ちょっと変わった高校にかよっていました。地元の同年代の人なら「多分ハムテル君のいってたであろう高校を無理矢理きめるとしたらあそこ」でわかるかもしれません。ちなみに忘却の黒田くんのモデルは私服の西校の人だそうですが、ハムテルくんは高校時代、詰襟でした。そういえば黒田くんちのお父さんはフセイシシュツの返還は大丈夫なのだろうか…げほげほ。
帰りに3件本屋があって、参考書はここ、漫画はここ、文庫などはここ、とだいたい使う目的はみなさん決まっていましたが、雑誌はどこでもおいていたので、すいてるところで立ち読みしたりしていました。わたしはある一件の(漫画好きはむしろ少なめの)本屋でよく立ち読みしていました。 そこはどちらかといえばマニアよりは軽いタイプの人が多かったのですが、別コミの発売日になると、必ず来る男子がいました。知らないひとです。学年もよくわかりません。制服からいってうちの学校なのは間違いないですが…。熱心に別コミを立ち読みして、かえってゆくのです。 わたしの予想はこうでした。「家にかえる→姉か妹の読み飛ばした別コミ発見→なんとなく読んでみた→なんとなく先がきになる連載があった→男子としては貸してといいにくい→以後立ち読み」。少女まんがを馬鹿にする男子が多いなか、奇特な人がいたもんだ、と少し感心していました。 そんなあるひ、彼の友達が渡×書房に登場。折しもそれは別コミの発売日のことでした。彼を発見したお友達くんはすたすた近付き、彼にこういいました。 「お前なによんでんの。そんなもん読んで、恥ずかしくないの。」 キタ-、という感じでした。 彼が馬鹿にされて、少女漫画と疎遠になるのは気の毒に感じましたが、わたしにどうこうできる問題でもございません。だまって別の本を立ち読みしていました。 すると、いつも立ち読みしている彼は、淡々とこう言ったのでした。 「…俺、現国が伸び悩んでてさ。こないだの面談で、情景の把握や心情の説明が下手だって言われたんだ。…小説だと字だけだろ。漫画だと顔がかいてあるから、わかりやすいんだよ。…一応、読んだあと、おおまかなストーリーと、人物ごとに性格を頭の中でまとめるようにしてるんだ。少女まんがのほうが、心情の描写が多いし、ストーリーが複雑だから便利なんだよ。」 …そこまで言うか、とわたしは思いました。そこまで言って、別コミを発売日に読むか、と。あっぱれである、と。…そもそも勉強のためなら何でもゆるされるところのある校風ではあったのですが…。 すると、からかうかと思った友達くんは 「ふうん」といったきり、静かになりました。 …不審に思い、チラッと横をみると… 2人はなかよく並んで一冊の別コミを黙って立ち読みしていました。 …いろんな意味で「…きみたち…」とわたしは思いました。 それもこれもみな、昔の話ですが。 +++++ 運動不足でじらじらしてきたので、完全防備でブーツはいて川原に散歩にゆきました。3時すぎでしたが、もうあたりは薄暗く、ひとけも全然ありませんでした。 ダチョウはみな濡れたようにぺったりした羽根になっていて、雪でぬかるんだ牧場をのったりくったり歩いていました。すべって転んだのか、妙にうすよごれている子もいました。 サンクチャリの池は半分ほど凍り付いていました。ぐるりと回ってみると、取水口のあたりは相変わらず水路に水を吐いていて、その周辺はまだ氷っていませんでした。鴨の男の子(緑の首でボディの白い子たち)がニ羽で仲良さそうに、うかんだりもぐったり。この寒いのに、すごいな鴨ボーイズ。ゴルフ場は見事に水浸し。 ポンタがずーっとむこうのほうを女の人につれられて歩いていました。犬は耳がいいというので、ひそひそと「ポンタ、お父さん大丈夫?よろしくいっておいてね」といってみたら、みごとに振り返りました。犬ってすごいね。 6~7区間歩いて、あとストレッチ多少。寒くて気持ち良かったです。人もあんまりいないし。雪もまだサイクリングコースはつもっていないので、走ろうとおもえばはしれそうだったけど、うちから川原までの5分なり10分なりの道がもうスニーカーをうけつけない状態だからなあ。 あ、ネックウォーマー、帽子代わりにしていきました。すごくよかったです。てっぺんあいてるから暑くなんないし、耳はあったかでした。指無し手袋もばっちりです。あとは冬は靴だなーやっぱり。15年まえのトレッキングシューズはいてみようか…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年12月04日 18時54分37秒
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