加計呂麻（かけろま）生活　パラダイス？サバイバル？

我が家の子どもたちが通う小学校（旦那の職場）
の卒業式でした。
今年の卒業生は男の子１名のＴ君だけ。

Ｔ君は私達と同じ２年前にここに住み始めました
東京からやってきて、いかにも都会ッ子だったＴ君も
すっかりたくましくなり、今日の日を迎えました
島では上級生を呼ぶ時、○○にいちゃん・＊＊ねえちゃんと
呼びます。
複式学級だから一人のクラスではないけど、
この２年間、主要教科の授業はマンツーマンで
うけました。
大きな学校にいた時は、想像もしなかった数々の
大役をまかされ、有無をいわさずリーダーとなり、
その結果、本当に頼れるＴにいちゃんとして
下級生から親しまれていました

すべてがＴ君のために用意された卒業式
地域の方々もたくさん出席して、式を盛り上げてくださいました
全ての祝辞もＴ君へ向けてなので、
祝辞の中で何度もＴ君の名前が出てきます。
Ｔくんも先生方へお礼を言う時、涙がながれました
でも、その前に先生方はすでに泣いていました
その涙は会場中に伝染したのはいうまでもありません

たったひとりの卒業式は　とってもあったかかったです

退場の時は地域の方がアーチを作り、
この中をＴ君が通りました
このアーチ作り、ここ数年のはやりらしいです。
「卒業生退場」
の声と同時に今まですわっていたお年寄りたちが
一斉に席を立って花道を作る姿は
かわいくて「ぷぷっ」ってなりそうでした

素敵な素敵な卒業式でした。
Ｔにいちゃん、中学校でもがんばれ