2006/07/17(月)01:37
ぴかぴかの1年生が学んだこと。
左の写真は、実家を新築する際、片付けをしていて、出てきた服です。
それから、捨てられず、今もここにあります。
これは、母が、小学校入学式のために縫ってくれたスーツの上着です。
まっ赤ではなく、落ち着いた、エンジがかった赤色をしています。
総プリーツのスカートは、見つからず、残念でした。
1年生の時を思い出しました。
今日は、入学式です。
くるくるちゃんは、おかあさんの作ってくれた、お気に入り洋服を着ています。
とっても、緊張しています。
でも、1日入学の時に、隣の席が、近所のノブ君だってことを知っていたので、ちょっぴり安心です。
が、・・・
隣の席は、ノブ君ではありませんでした。
引越してきた、ジュン君でした。
「ジュン君って、どんな子なんだろう~」って、くるくるちゃんは、不安になりました。
この日、くるくるちゃんは、「世の中、予定通りに物事は運ばない」ことを学びました。
次の日、初めて、お母さんと離れ、近所のお姉ちゃんたちと、登校です。
お母さんが、ず~っと手を振ってくれました。
教室に入るとき、真っ先にしなければならないことがあります。
「くるくるちゃん、教室に入るときは、ちゃんと、オハヨウゴザイマスって言うんですよ。」
これは、きのう、お母さんからもらった宿題です。
くるくるちゃんは、勇気を出して、
「おはようございます。」
ところが、・・・
し~~ん・・・・・・・
2日目、くるくるちゃんは、「お母さんも、間違うこともある。」ということを学びました。
1か月がたちました。
明日は、席替えです。
お友達になった、ジュン君とも、お別れです。
ジュン君は、とってもやさしい男の子でした。
1か月目で、くるくるちゃんは、「別れの寂しさ」を学びました。
席替えの日になりました。
隣の席は、シュウ君でした。
シュウ君は、なんか、おじさんっぽい顔をしていました。
シュウ君は、つながっている机の上に境界線をかいて、
「ここから、こっちには、くるな。」って言いました。
消しゴムが、ちょっと、シュウ君のとこに転がりました。
シュウ君は、怒って、くるくるちゃんを泣かせました。
くるくるちゃんが、学校で泣いたのは、これが最初で最後でした。
この日、くるくるちゃんが学んだのは、「女を泣かす男は、最低だ。」ということでした。