風うた日記

翼に傷を負った小鳥はしばらく傷を癒すために
じばらくお休みすることにした



翼の傷はそっと膿を持ったように
心の中も疼いている



ちょっと立ち止まるだけ
少し後に戻るだけ



自分自身を失くしてしまわないように
も少し強くなるように



流れていく時間に息を潜めて



ダイジョウブ



翼の傷が癒えても
心の中には不安が残っている



自分でも分かってる
必要なのは勇気をだすことなんだと



ただ一人でその勇気を奮い起こすことが恐いだけ



きっとダイジョウブ



また立ち止まってしまったら
もう一度深呼吸して
少し戻ってやり直しすればいいから



翼を広げて羽ばたいてみないと
分からない



雨が一日中降り続けた
次の日の朝
曇り空から少しずつ太陽が顔をだした



小鳥は初め少しだけ翼を広げて
恐る恐る羽ばたいてみた



体がフッと軽くなるのが感じた



まだ自由には飛べないけど
途中で落ちそうになりながらも



一生懸命飛んでる小鳥がいた



まだスタートしたばかり



あきらめないで



傷ついたらまた休めばいい
そして少し後ろに戻って
始めればいい



きっとダイジョウブだから




　　　　　　　　　　




中１の息子がクラスメートの心無い言葉と行動に
大きく傷ついていました



連休を挟んだ日２日間をお休みして
追い込まれた心を癒す時間を作りました



担任の女性先生はその痛みを真摯に受け止めてくれて
クラス全体に話してくれたようです



先生の言葉がクラスメートに伝わったかは
息子が勇気を出して学校に行かなければ分かりません



そして今日
重い心を引きずって息子は登校していきました



大きくネックになってる学級委員以外は
大丈夫だったようです



しばらく様子をみることにします
また同じようなことにぶつかるかもしれないけど



息子にとって大きな石ならば
いっしょに乗り越えていこうと思ってます



とりあえず今日学校から帰ってきた息子は
元気な笑顔を見せてくれました



そして．．．



息子の笑顔で笑顔になれる私がいました