我食べる、故に我あり ~ 中国の故事 (嘘)

2004/09/19(日)21:51

ガンバレ、ワカゾー

故郷の味(第2、第3の故郷を含む)(82)

あぁ、今日も食った飲んだ。 3連休中日、朝寝坊しようと思うのに身体は勝手に目覚めてしまう。 朝食は、さつま芋パン、ヨーグルト+ハチミツ、アイスカフェオレ。ここ数日、こればっかり。 牛乳パックを持ち上げようとした瞬間に右肩に痛み。 少しストレッチをしてみたり、グルグル回してみたりしてもう一度、牛乳パックを持ち上げたがやっぱり痛い。 今度は四十肩か? 妻は数年前にフツーに横断歩道を渡っていて足首の骨にひびが入った。それに比べたら牛乳パックを持ち上げようとして四十肩になるのは、ごくありふれたことだろう。たぶん。 相変わらずZAZIEが餌を食べようとしないので、一応、動物病院に行ってみた。 この病院は獣医師が10人ほどいるが、KさんかSさんに当たることが多い。今日はSさん。たしかSさんもヨーキーを飼っていた筈だ。 Sさん、曰く「飽きたんでしょう。診たところ、体重も減っていないし、健康です。普通なら別の餌を混ぜたりして気を紛らわせればいいのですが、今は結石の予防食が続いているので、そうもいきません。缶詰の予防食もあるので、それを混ぜるか、硬いのが嫌なようならお湯で芯までふやかして食べさせてみてください」とのこと。 最近、言うことを聞かないことについては「ヨーキーは頭の良い犬ですから、餌が欲しいときは一生懸命言うことを聞きますが、餌に興味がないから言うことを聞かないのでしょう。ヨーキーは、しなくても困らなければすぐに手を抜く犬です」。 犬は飼い主に似る。 昼食は、サーモン、セロリ、グリーンピース、ピーマン入りサワークリームのパスタ。パスタはコンキリエ(貝殻状のパスタ)。 サワークリームのパスタは実に簡単に出来上がるけど、塩加減さえ間違わなければ、はずれがなく美味い。 午後から某女子校の学園祭へ。もちろん私の趣味じゃない。 娘の将来を睨んでの見学。 女子校の学園祭なんて高校生の頃以来だろうか、いやそういえば大学に入ってからも近くの女子校の文化祭に行った覚えがある。 大学生と高校生じゃ殆ど歳が違わないのに、随分と女子校生たちが幼く見えて、なんだかこちらの方が気恥ずかしい思いがしたものだ。 今日の学校は、誰もが知っている有名校ではないが、ここ何年かで赤丸急上昇中の学校らしい。 生徒たちも派手さはないが地味でもなく、好感の持てる、映画に出てくるような女子校生たちだ。 そんなことよりも驚いたのは、女子校の学園祭だというのに男の子たちは数えるぐらいしかいない。そして、生徒よりも多いのが、女子小学生とその親たち。私たちもそうなのだから、驚く自分がどうかしているのかもしれない。 女子校の学園祭というのは男女の出会いの場ではなく、受験生と学校の出会いの場になっていたのだね。 それにしても、男の子たちは何をしてるのだ。 ガンバレ、ワカゾー。 駅に向かう途中で神社のお祭りに出くわした(私は往きと同じ道を還るのは嫌いなタイプ。特に初めての街はうろつきたい)。 ちょっとのぞいてみると、これがなかなかに大きな神社。 能舞台があって能が奉納されているし、反対側にはすり鉢状に客席まで付いた土俵があって、学生による奉納相撲もあるらしい。 縁日の屋台の数も随分と出ている。店の種類自体は、アンズ飴や金魚すくい、ヨーヨーすくい、綿飴にお面、焼きとうもろこし、射的、お好み焼き、たこ焼き屋など見慣れたものばかり。 ただ、ジャガバタ屋では「バター塗り放題」、氷屋では「シロップかけ放題」、焼きそば屋は「目玉焼きサービス」など香具師の世界もサービス競争が始まっているようだ。 娘が射的をやったのだが、狙いは「たまごっち」。そりゃ、どう考えても望み薄だ。40年生きてきて、射的でそんな良い商品をゲットした人間を見たことも聞いたこともない。 娘は数年前に京都の太秦映画村の手裏剣当てではりせんを手に入れて以来、変に自信を持ったようだ。人間、成功体験というのはなかなか忘れられないからね。 夕食は、ジンギスカン、トロロご飯。 少し前に町田の東急で手に入れたベルのたれの出番だ。 まぁ、なんてことのない味なのかもしれないが、北海道で生まれ育った人間にとっては、ジンギスカンといえばこの味。 贅沢をいえば、肉をもう少し薄く切ってくれるとより昔のイメージに近付く。 ジンギスカンに合わせて、酒はスペインのトーレスの赤。瓶に牛のフィギュアが付いているワインだ。 このワインは、かつて西新宿のスペイン料理屋ナバーラでよく飲んだ。 ナバーラ。この店のマッシュルームのゼゴビア風は絶品だ。これにフランスパン、美味しいワインがあればそれだけで十分に満足というほどの味。 自信を持って他人に奨められる味の一つである。 満腹、満腹

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