テーマ:心のままに独り言(8580)
カテゴリ:季節ネタ
なんで1年間の間に暑さと寒さが繰り返されるのでしょう。
なんで、北半球と南半球で季節が逆なのでしょう。 季節の移り変わりを楽しむ日本人、なんて優雅なことは言ってられない近年の季節変動です。 日本の季節の変化はちょうどよい加減でしたが、変わりつつあるようです。 (四季が起こる原因) 地球上で四季が生じるのは温帯の地域です。 つまり、緯度でいうと0度付近の赤道でもなく、90度付近の北極南極でもない中間付近です。 四季が生じる原因は、地球の自転と公転、地軸の傾きです。 地軸が23.4度傾いている地球が、太陽の周りを公転するからです。 地球は、地軸を傾けた状態で、1年かけて太陽の周りを一周するから、季節の変化が起きます。 (地球の地軸の傾き) 地球の地軸が23.4度傾いているため、地球が1周するうちの6月のときと、12月のときでは、太陽光線の入射角度が変化します。 地球では、日光の照射角度が変わり、気温の変化が生じます。 もし、地軸が傾かずに真っ直ぐである場合、一年中同じ入射角度で日光を受けるので、季節の変化がありません。 地軸が少し傾いているだけで、緯度の高い地域ほど、6月と12月とで昼の長さの違いが大きくなります。 ![]() (季節による昼の長さの違い) 地球の自転、公転、地軸の傾きの組み合わせにより、1年を通して昼の長さが変化します。 3月21日の春分の日は、昼と夜が同じ長さです。 その後、北半球では緯度が高いほど、昼の時間が長くなっていきます。 6月21日の夏至は一年で最も昼が長く、夜が短くなります。 続いて秋分の日を過ぎると、昼の時間が徐々に短くなり、12月22日の冬至で一年で最も昼が短くなります。 北半球が夏になる時期は、昼が長くなり、太陽光がより直角に近い角度で北半球に当たるため、暖かくなります。 逆に北半球が冬になる時期は、昼が短くなり、太陽光が地表に対して斜め角度で当たるため、太陽光で温まりにくくなります。 地球儀を見ながら、太陽の位置と地球の公転をイメージしながら空想すると、わかってきます。 ついでに、日本列島で日の出と日の入の様子もイメージできてしまいます。 太陽光が当たらない日陰の部分が、どのように日本列島を横切っていくのか。。。 空間把握能力が必要ですが、夏と冬とでまったく違います。 夏は、北海道から日の出が始まり、日本列島に沿って北から南へ向けて日が明けます。 反対に、冬は、北海道と関東地方とであまり時間差なく日の出が始まり、東日本の日の出が短時間で完了して、あとは西日本で順番に日が明けていきます。 季節の変化は、地球の公転軌道、地軸の傾きによってもたらされます。 地軸が傾いているだけで、こんなに変化が生まれるのですね。 しかも、23.4度という微妙な傾きで。 地球が宇宙を回る運動と、地球自体の傾きが、季節の変化を生んでいるなんて。 風景の変化や気温の移り変わりなど、季節の趣きを生み出しているのは、宇宙の中の地球が、ほんのちょっと首をかしげているためなんです。
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最終更新日
2024.05.26 19:00:09
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