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テーマ:旅行業界ってどんな所?(266)
カテゴリ:お仕事のこと
シドニーのホテルを早朝6時半に出発し、
一行を引率して、シドニー国際空港へ到着しました。 KOREAN AIRのチェックインカウンターはどこも混雑しており、 チェックインエージェントも、忙しそうに動き回っておりました。 おいら達のグループは、ビジネスクラスとエコノミークラスが 半々だった為、おいらとTくんでそれぞれケアを分担する事にし、 お客様がチェックインする毎に、そのヘルプをしていきました。 特に、今回はソウルで24時間を切るトランジットだった為、 チェックインは鹿児島まで。でも荷物はソウルで受け取るよ、っていう 事を言わないと、ソウルで荷物がないまま1泊過ごしてしまう事になる為、 その点だけは細心の注意を払って確認して行きました。 最後にチェックインをされたのは、おいらの実家の近所にあるF温泉の社長 のNさん。 この行程中にもなかなか集合場所まで姿を見せなかったり、ふと気がつくと とんでもない方向へ行ったりと、要チェックのお客様だったのですが・・・。 今回、最初に寄った免税店で見たアボリジニの民族楽器に魅せられ、 日本円5万円ほどもするその楽器を滞在中に購入されました。 ↑こんなやつです。 この価格だと、空港で税金の還付が受けられるので、出国審査を済ませたら その申告をしなくてはなりません。 手続きは飛行機出発の30分前には締め切りとなってしまうので、早めに出国審査場へ 向かわなくてはならなかったのですが・・・・。 申告をするのに税関へ行き、確認書にハンコを押してもらい、 再び航空会社のカウンターでその楽器を預け・・・という手続きを踏み、 出国審査からボディチェックを通過したのは、飛行機出発20分前。 呆気なく時間切れで、手続きをする事ができませんでした。 まぁ最も、Nさんはクレジットカードを持っていなかったので、還付されるとしても オーストラリアの銀行の小切手。 その小切手は、日本で換金するとなると5000円くらいの手数料が取られてしまうので、 実質Nさんの手元に残る現金は500円程度。まぁ仕方ないとしましょう。 大急ぎでKE812便、ソウル行きに乗り込み、機上の人となったわけですが、 搭乗前の僅か3分の間に、最後の頼まれ物「プロポリス」をしっかりゲット。 これで買い物ノルマは全て達成。本当にギリギリでした。 韓国では、仁川国際空港に程近いこのホテルに宿泊。 最後の最後にかなりハイクラスのホテルで、お客様の印象もグッと上昇。 落ち着いた感じのホテルで、ホントに1泊じゃ勿体無かったなぁ。 夕食はこのホテル近くの焼肉屋さんで、最後の打ち上げとなったのですが、 送迎バスが出発してから、何と1人乗っていない事が判明! 一旦食事場所でお客様を下ろした後、大急ぎでホテルへUターン。 お客様は1人ロビーでポツンと座ってらっしゃいました。 迎えに戻る途中に、何度も部屋へ電話したり、ロビーで呼び出しをかけてもらった のですが、気がつかなかったようです。 お客様は、「いやー、集合時間に遅れてしまって・・・申し訳ない」と 恐縮されておられましたが、 いえいえ、ヘッドカウントは添乗員の最低限の業務。基本業務を怠ったおいらの 責任ですと、深くお詫びをしました。 最後の最後でやっちゃったケアレスミス。 お客様も皆様、笑って許してくださいましたが、 自分としては今回唯一悔いが残った事件でありました。 オーストラリアまでが本当に順調だったので、ちょっと気が緩んでしまったのかも 知れません。 どんな仕事でも、最後まで気を抜かないでやらなくっちゃいけませんよね。 でも、そんな事も逆に楽しい印象になってしまったようで・・・・。 お客様は、このメンバーで食べる最後の食事をエンジョイされていました。 さあ、明日はホテルを出て鹿児島へ帰るだけ。 長いようでしたが、あっという間の1週間。 最後の最後まで、気を引き締めてがんばらなくちゃ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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