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テーマ:航空業界(1764)
カテゴリ:旅行・交通のこと
久しく大韓航空のソウル便・中国東方航空の上海便の2路線(各週3便)だけだった鹿児島空港の国際線に、新たな仲間が加わりそうです。
早ければこの4月から、香港エキスプレスによる鹿児島~香港線が開設予定とのこと。 B737-800による週2便の就航だそうです。 この鹿児島~香港線。昔から鹿児島と香港は経済交流がさかんな事もあり、古くからその路線は存在していました。しかし歴史は古いものの、過去の航空会社においては、いずれも就航~搭乗率低迷~撤退、という悪いパターンが続いています。古くは日本航空(成田~鹿児島~香港。その後福岡~鹿児島~香港に変更)、港龍(ドラゴン)航空(鹿児島~香港)と、いずれも5~6年間の就航の後に、搭乗客低迷にあえぎ、あえなく撤退を余儀なくされているのがこの路線の歴史なのです。 鹿児島の国際線は、滑り出しこそ好調なのですが、「熱しやすく醒め易い」という鹿児島県人気質が災いしてるのでしょうか。その存在を忘れられそうになって搭乗率が低迷し、航空会社が撤退表明するとと突然「利用促進キャンペーン!」などど、県が大慌てで策を講じてきます。これがいつものパターン。現在就航中の大韓航空、中国東方航空の2社も、少なからずこういった危機を乗り越えて今日まで至っている現状なのです。 今回こそはそういった事にならないよう、県民あげて新しい(というか復活路線)を大事に育てて欲しいものです。 ところで、香港エキスプレス然り、ドラゴン然り、鹿児島空港には国の2番手~3番手のマイナーな航空会社が就航するので、マニアにとっては要チェックの空港のようです。 昔はエア・ニューギニーがパプアニューギニア(ポートモレスビー)へ飛んでいましたし、おいらが小学生の頃は今は無きエア・ナウルが鹿児島~グアム~ナウルという路線をB727で飛ばしていました。週に2回しか見られない紫色の尾翼を見に、よく空港へ行ったものです。 6月には台北から宮崎へ、エバー航空も新たに就航するらしく、南九州とアジアの路線が充実してくるのはとても喜ばしいこと。南九州からアジアへダイレクトに飛べるのは勿論ですが、オーストラリアに住むおいらたちにとっても、日本へ帰る選択肢が増える事にもなり、とても喜ばしいことです。変に成田~羽田間や関空~伊丹間を移動するよりも、アジアのハブ空港でさくっと乗り換えた方がラクですもんね。 幹線を除く地方空港では最大級の鹿児島空港。 国内国際問わず、これからもその路線網をどんどん拡充していって欲しいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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