かちょー。のエンジンスタート5分前です！

久々にフィギュアスケートの事など・・・。
(いつもながら、興味ない方はスルーして下さいね)



グランプリファイナル、浅田真央ちゃんがSP2位からの見事な逆転Vでした。
韓国のキムヨナ選手とは接戦でしたが、二人とも本当にいい演技をしてくれたと思います。
特に真央ちゃんは、国際大会では初となる2回のトリプルアクセルの認定。
また、今回は2度の技術的なミスがありながらも、真央ちゃんと僅差での銀メダルとなった
キムヨナ選手の完成度の高い技術と表現力。
お互い攻め方は違いますが、いよいよ来シーズンに迫ったバンクーバー五輪に向けて、
他選手から一歩抜きん出ている二人の戦いがこれから本当に楽しみです。


ところで、今のフィギュアスケートの採点方式で行くと、
少々難易度は低くても、完成度の高いジャンプを飛んだ方が、
高難度のジャンプが僅かでも回転不足になるよりも、
ぐっといい点数が出るんです。
その回転不足というのも、肉眼では判別できないくらいの角度が
カメラ判定で僅かに足りなかったくらいで、
1回転足りないと判定されてダウングレード、
そこからさらに、完成度が低いとの事で減点。


成功したときは点数がぐっと高くなる高難度のジャンプが、
ちょっとでも回転不足になると、素人目に一見成功したようなものでも
点数がぐんと下がってしまっているのが現状。

だから、最近のフィギュアスケートは観衆の印象とジャッジの得点の出し方に
大きなギャップがあるのが現状なのです。


そんな採点基準にも負けず、果敢にトリプルアクセルに挑戦する浅田真央選手や
中野友加里選手は、とても素晴らしいと思います。
彼女達は、自らの高難度のテクニックを認定される事を目指して、
自分の限界との戦いをしているんでしょうね。


そんな中、彼女達の演技よりも、
今回のファイナルでおいらが一番の感動をもらったのは、
順位的には最下位の6位でしたが、
4回転サルコウを見事に着氷した安藤美姫選手でした。


いつもマスコミから「4回転」「4回転」と煽られ、
そのプレッシャーにいつも悩まされ続けていた彼女。


でも今回は、順位的にも優勝戦線からは一歩ひいた位置にいたし、
マスコミは真央VSキムヨナにその興味が集中していたので、
本人としてはとてもリラックスした状態で、この大技に挑むチャンスが
できたのだと思います。


見た目には本当にクリーンなランディングで、
解説の伊藤みどりさんも3回転サルコウと間違えてしまう程の出来栄え。
結果的には回転不足と判断されてしまいましたが、
数年ぶりに国際大会でこの大技を決めた彼女は、たとえそれが点数に
結びつかなくても、自分自身の課題を乗り越えた達成感に浸っていました。


芸術性が評価される採点競技のスポーツは、その評価の基準となる取り決めが
本当に難しいのですが、技術力、表現力、演技構成など、
皆それぞれに得意な分野で、得点という一つの共通目標を目指し、
頑張って欲しいと思います。


しかし、この試合、ホント生で観戦したかったです。
会場は韓国の高陽市。日本に住んでたら99%観戦に行ってたな。多分。
今回、実はわずかな可能性をかけて、日本と韓国のオフィスに
チケット手配打診をしていたのですが、
残念ながら同じ時期に我がBOSSの日本出張が入ってしまった為、
この計画は泡と消えてしまいました。


でも、観戦チケットの入手や、移動手段、仕事との兼ね合いなど、
大きな制約はありますが、
1年後に迫ったバンクーバーのオリンピックだけは、
チャンスがあれば行きたいなぁ、と
わずかな希望を持っているおいらであります。


なんか楽しみがないと、仕事も楽しく出来ませんもんね。