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テーマ:フィギュアスケート(3621)
カテゴリ:フィギュアスケート
昨年の五輪最終選考に匹敵するくらいに 盛り上がりを見せた今年の全日本を制したのは、 今一番安定感があり、今季はどの試合でも 勝負強さを感じさせてくれた 安藤美姫選手でした。 フィギュアスケートでは、通称プロトコルと呼ばれる、 演技の出来映えに対する「通知表」みたいなものがあるのですが、 安藤選手の場合はとにかくミスがなく、減点がない 非常に美しいプロトコル。 今回もフリーでは圧倒的な強さと安定感で、結果的には ブッチギリの優勝でした。 本人も自らの演技に納得。たいへん「男前」なガッツポーズに 観ている観客も元気づけられました。 やっぱり彼女はこうでなくっちゃ。 どこかはかなげだったトリノの頃からすれば 随分大人の女性になったなぁと感じます。 そしてまた、今年はその他の各選手も、 非常に見応えのある演技をしてくれました。 これまでのジャンプ不調から脱却し、 安定した演技で全日本2位にまでまとめ上げてきた浅田選手。 ルッツのエッジ修正、トリプルアクセルの完全復活まであと一息。 2月の四大陸で最終調整をして、東京ワールドではせめて表彰台に 上がって欲しいなと思います。 今年のグランプリシリーズでブレイクした村上選手は、 フリーでは今季一番の出来で全日本初表彰台となる銅メダル。 そして嬉しい、シニア世界選手権初代表です。 全日本ではミスが散見され、持てる力を十分に発揮できなかった 鈴木選手は、残念ながらメダルに手が届かず4位。 「このままでは終われない」と、早くも現役続行を宣言。 東京ワールドでは彼女の演技は観られませんが、2月の四大陸選手権で 今年のシーズンをいい形でしめくくって欲しいものです。 5位の庄司選手、6位の西野選手、そして8位の大庭選手は ジュニアからの出場ながら、シニア大会でも見事な成績を残しました。 繊細な演技で日本ジュニア層から一歩抜きん出ている庄司選手、 早くからその才能を開花させながら、しばらく低迷したあといよいよ 本領発揮の感がある6位の西野選手、 そして8位ながら、非常に安定感のある、高度なジャンプで高い将来性を 感じさせる大庭選手。(←来年以降はこの子に特に注目!) 日本フィギュア界は、ジュニア世代もしっかり育ってきているなぁと 頼もしく感じます。 昨年と同様、今回も7位となった村主選手。 今年の今までの国際試合からすると、さすがベテラン、 全日本に的を絞り、うまくまとめてきたなぁと感心しました。 ジャンプもかつての高さが戻ってきたような気がします。 今年の全日本は 今までの日本代表格選手に加え、 ジュニア世代の著しい成長を感じられた試合になりました。 昨年の現地観戦の興奮を思い起こさせてくれた今年の全日本フィギュア。 まずは今季の前半戦が一区切りついたところで、 応援するおいら達ファンもしばしブレイクといったところでしょうか。 しかしこれから行われる各国の国内選手権や欧州選手権、 そして日本代表が参戦する2月の四大陸選手権、 3月の東京開催の世界選手権も非常に楽しみです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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