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カテゴリ:恋愛
蛸足配線ってよく言うけど… どのタイプを見ても蛸の足には到底見えないのだが…。 今日も今日とて夜勤の日だった。私の職場の夜勤は17時から始まるので私の家と仕事場までの距離を考えてみると大体15時に起きても全く問題ないような環境だ。なので次の勤務が夜勤の時にはいつもそんなに早寝しなくてもいいという快適な生活をしていた。 しかしながらそのような生活が仇となって…本当に勤務時間のぎりぎりに起きてしまうこともままある。その「まま」が今回で、まさに二度寝三度寝の世界を彷徨っているという体たらくだった。起きてみると13時だったのでまだ寝られると思い、また寝ると次に起きたのは…という典型的なパターンだと言える。結果長い勤務時間にも関わらず何も食べて行くことができず、空腹のままに夜勤が始まることになってしまった。まぁ空腹には慣れているので、そこのところは問題ないのだが(笑) 今回のテーマは少しだけ昔の話…私が高校2年生の頃の話だ。 私の通っていた高校というのは、田舎だということもあってか、高校と同名の中学からエスカレーター方式で上がってくる人が多い高校だった。エスカレーター方式と言っても世間的に言うエスカレーター方式ではなく「そこの高校しか選択肢がないようなもの」という条件で行われているものなので、実質は一般的な入試なのだが、その高校への流入率だけを見てみるとエスカレーター方式だと見えなくもないという意味だ。大層な付属高校なんてないような田舎だ、せめてそれくらい都会チックに言おうとした結果かもしれない(笑) その中学のエスカレーター方式に乗っかっていって私も特に苦労せずに高校入学を果たした2年目、私はある女の子に出会った。 その子は中学も同じで、中学の頃には一度も話したことがなくお互いに面識も一切なかったのだが、何故か私は中学校の頃から気になっていた存在だった。こう言っては失礼かもしれないが、お世辞にも絶世の美女とか最高に可愛いというわけではない普通の女の子だったのを覚えている。むしろクラスの男子に言わせてみると即答で 「ないわ~」 というような子だった。しかし私はその子の雰囲気が気になっていたのかもしれない。 初めて会話したのは席替えで隣になった時だった。隣というのはそれなりにご近所づきあいも必要なもので、確か向こうが教科書を忘れたか何かで私に話しかけてきたのが始まりだったような気がする。おそらくその時に波長が合ったのだろう。 それからはよく話すようになった。自習の時間があれば色んなことを話したり他愛のないことで話し込んでいた。思えばその時から気になっていたのかもしれない。 決定的な出来事というのは修学旅行の時だった。 修学旅行の班決めをしなければならないということで班の代表は放課後に教室に集まれという御達しがあったのだが、私の班の人間は用事だのメンドクサイだので結局私しか残らなかった。そのままなし崩しというのも気持ち悪いので私がその班の代表として意見する立場になったのだが、そこでふと妙案が浮かんだ。そしてその意見を真っ先に言った。一番に出た意見というのはそれなりに通りやすいようで、見事私の案は可決された。 そして修学旅行の初日、私の班にはその子(仮にY)がいた。 修学旅行の班が偶然(笑)一緒になったということで色んなところを見てまわることになったのだが、その折自由行動の時、一緒に見てまわった時私の思いは確信に変わった。 Yのことが好きなのだと。 その気持ちに気づいてからの修学旅行は楽しかった。一緒に写真を撮ったりバスの中でずっと話していたり。何よりも人生で初めて好きになった人と一緒にいられることが素直に嬉しかった。 修学旅行も終わり普通の学生生活に戻ったのだが、そこからはいまいち進展もなく普通に過ぎていった。私としては大いに結構だったのだが、私のクラスがそれを放っておかなかった。私のクラスは三度の飯より色恋沙汰が好きなようで…普段の活動には纏まりがなく協調性の欠片もないようなクラスだったのだが、こと他人の恋愛ごとにおいては異常なまでの協調性を発揮する(苦笑)誰か1人が「この人とこの人は怪しい…」と言い出そうものなら、その噂の二人が話しているのを見るだけでクラスのほぼ全体がニヤニヤするといったたちの悪さを如何なく発揮していたクラスだった。 まぁそのクラスにあってか否か…私とYが怪しいという噂はあっという間に蔓延し、廊下で立ち話をしているだけで絶対に教室のどこか…特に入り口の隙間から視線を感じたものだった。だからかもしれないが私には急がねばならないことがあった。それは早く告白しなければということだった。 長くなったので続きはまた今度にしようと思う。因みに、面白くなければこの続きはなしということで(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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