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カテゴリ:思うこと
今日の仕事終わりに久しぶりに雨が降った。 考えてみれば雨が降るのは何日ぶりなのだろう。おそらく梅雨明けをしてからというもの一度も雨が降っていないような気がする。確かに夏と言えば梅雨が明けてからはからっとした天気が続くので雨が降りにくいと言えば降りにくいのだが、それにしても今年の夏は雨が降らなさ過ぎる。これも異常気象の成すことだと言えばそれまでなのだが、それにしてもこれだけ降らないとダムの枯渇が心配されるというものだ。 ダムが枯渇すると言えば…前から1つ不思議に思っていることがある。もののついでにそれを書いてみようと思う。 ダムというのは自明のことだが、飲む為の水を濾過する前に溜めておくところだ。当たり前のことだが、ダムに水が溜まる誘因というのは降水がほとんどだ。間違っても係員の人がホースでダムに水を注いでいるわけではないし、それこそ本末転倒甚だしいことだと言える(笑) ダムは毎秒何リットルというレベルで水を出しているのではなく、ダム全体の容積からはじき出されたパーセンテージからどれくらいの水を出していいのかを決めてそれを放出しているという形をとっている。なので内包されている水が多ければそれに見合っただけの量を、そして少なければ取水制限を敷くなどして調整しているのだ。まぁ当たり前のことを書いたのだが…。 そのような基本構造の上で疑問がある。 毎年梅雨時期になると全国どこかのダムでは早々と取水制限をしているところがある。それは単純に地域レベルで雨が降りにくいとかそういう次元の問題ではなく、むしろ予想される降水量に満たないからこその戒厳令的な措置であり、ダムに水が入っていないという何よりもの証拠だと言える。それは時々起こるというレベルではなく、むしろ異常気象がさけばれる昨今に毎年のように起こっている事象だとも言える。最近では取水制限を毎年のようにしているダムも限られて来ているような気がする。そこで思う…。 毎年のように取水制限をしなければならないのなら、水を効率的に保存しておけるような構造にすればいいのではないか?と ダムは当然ながら室内に設置されているものではない。多くの人の生活水を生成しなければならないという規模から鑑みても、それは室内におさめておけるレベルでは到底ないというわけだ。となると…ダムというものは必然的に外に設置されることになる。水はそこに淀みなく存在しているわけではなく、常に蒸発を繰り返している。つまり、外に水を保存しておくという考え方が、水を開放するという事象以外にも水がなくなっていく誘因になっているとも考えられるわけだ。 取水制限をしなければならないということは、ダムの水が足りないということの表れだ。生活水として捻出している「だけ」ならまだわかるのだが、そのような原因で水がなくなっていくことはよろしくない出来事のように思える。もしもそのような経緯で水がなくなっていくことを是正できれば、或いは取水制限を出さなくてもやっていけるのではないかと思うわけだ。 尤もこのようなことを考える人などごまんといる。しかし未だ実践されていないのは多くの問題を孕んでいるからだろう。それにそのような措置を行う為には一端ダムの稼動を停止しなければならない。諸問題を解決してからでないと問題にはかかれない、それが問題なのだ。禅問答のようだが、このような概念は世の中に思いのほか多く存在している。 ではテーマへ… 私の職場の建物構造は以下のようになっている。 2F:機械室 3F:機械室 4F:機械室 5F:本社(派遣先の本社の意) 6F:機械室 7F:機械室? 8F:機械室?? 7Fから上にクエスチョンマークが入っているのは業務上行くことがないからだ。つまり知らなくていいフロアとなっているわけだ。それを踏まえた上で今回の内容へ。 私の仕事は日勤と夜勤の2部構造になっている。その両方の業務に共通するものとして、1Fの常駐フロア以外への作業に向かうというものがある。それは機械室にある業務用端末で作業をするといったようなものなのだが、私はもう今の職場が2ヶ月になるということで、それらを1人で行うことが許可されている。今日の内容はその時のことだ。 前々から聞いていた。特にそのような気配を感じる人はいないと踏んでいたのだが、実は前からそのようなことを進言している先輩がいたのだ。 その話を冗談半分で聞いていたのだが、ある日の夜勤時の作業でその疑惑は確信に変わった。 2Fには何かある…。 2Fというのはその建物の中でも一番多くのサーバーを有しているフロアで、そのフロア面積は他のフロアの比にならない。業務上使用される端末のホストというのは種類によって区々なのだが、2Fにあるものは往々にして大きなものが多い。大きなサーバーが並んでいる為に視界は非常に悪く、フロアの全体を眺めることは困難な並びになっていた。 2Fで作業する場合幾つものサーバーを経由しなければならない為に必然的にフロアを全体的に歩き回らなければならないことになる。しかし一角だけ絶対に立ち寄らない場所があった。私は経験も浅いということでそこに何があるのかはわからないのだが…しかし行く必要がないということで知ろうともしなかった。 その日私はいつものように1人で作業を任され、必要な道具を持って2Fに来ていた。フロアの扉を開けた時はいつも真っ暗なのでまずは電気を探すのだが…その時から何か違和感を感じていた。建物全体は冷房の設定が一定であるので各階層ごとに気温差は存在しないはずなのだが、2Fだけはいつも冷たい空気に包まれていた。 いつものように慣れた作業をしているのだが…いつもと何かが違う。 誰かに見られている。そんな気がする…。 後ろを振り返っても誰もいない。しかしまた作業に戻ろうとした時には誰かに見られているような気がする。 別に白い着物を着た女の人を見たとかそんなようなことはないのだが…それにしても釈然としない出来事だった。 2Fの一角には何があるのか、それは私が関与することではないのかもしれない。しかし、それが何なのかをはっきりしないと気持ち悪いのもまた事実だ。見られているような気は確かにするのだが、しかし…私のような男を見ても仕方ないような気がするのもまた事実だ(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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