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Apr 9, 2008
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カテゴリ:考え事



岐阜の「阜」という字は
「岐阜」という漢字でしか用いないらしい。


漢字の汎用性は考えるまでもないことかもしれないが、意外に使い勝手の悪い漢字というのは多く存在している。岐阜の「阜」もまたその1つだと言えるかもしれない。同じように髑髏という漢字も構成する漢字2つともが髑髏という意味でしか使わないらしい。まぁ髑髏という漢字は日々普通に使うにしてはちょっと難しすぎる印象があるのだが、岐阜の阜はそれなりに使い勝手もありそうな感じだ。
漢字というものが意味によって成り立ちが決まっていることを考えてみると、用途が1つだけというのはその存在理由に不思議さを感じてしまうものだ。つまり必要に応じて常用漢字に無理矢理仲間に入れられてしまっただけなのかもしれないということだ。言ってしまえば、全く知らない仕事を明日からやれと言われているようなものだ(笑)



さて、本題へ。



4月は異動と人事の月だ。私は5月に異動が待っているので特に関係ない話だと思っていたのだが、実は私の現場で4月いっぱいで仕事をやめるという先輩がいるということを最近知った。4月のはじめくらいから何かあると現場のサブリーダーを連れて何か話をしていたのを見かけてはいたのだが、まさかそれが仕事をやめる算段だったとは思ってもみなかった。それはその先輩が仕事をやめるとは思ってもみなかったからだ。

その先輩は当たり前だが私が現場に配属になる前からいて、そして仕事をしていた。他の先輩からの噂ではあまり仕事が出来るタイプの人間ではないということだった。その言葉の意味がド新人だった私にはわからなかったのだが、それでもその言葉の意味するところを理解するまでにそう時間はかからなかった。要するに…世間を知らな過ぎるのだ。
その先輩は実家暮らしなのだが、お金の管理を自分で出来ない人だ。給料のうち幾らかは家に入れているというようなこともしているようだが、それはあくまで親に言われているからという理由からだそうだ。本人的には自分で使いたい欲が強いようで、その先輩のことを見ているときっと給料全てを遊びに使ってしまうだろうということは目に見えている。そしてそのくせ異常なまでにギャンブルが好きだ。私はもうギャンブルはしないと決めたので接待以外ではしないのだが、その先輩はよくギャンブルに行っているようで、お金を掏ってしまって金欠だということをよく言っていた。そんな性格を見越してなのか、親御さんは先輩に月の生活費を給料から幾らか渡すというシステムをとっているらしかった。それは彼の性格をよくわかった上での素晴らしい措置だと思うのだが、彼はそんなシステム下に置かれていることを不服に感じているようだった。
そして次に致命的なのが、常識が著しく欠落していることだ。漢字が読めないし世の中の出来事に疎い。就職活動をしている学生さんが最低限知っているようなことでも平気で知らないというほどだ。そして自分の住んでいる県から出たこともほとんどないし、行ったことがあっても隣の県くらいのものらしかった。学生時代には旅行の1つもしそうなものだが、そういう経験は実家暮らしということが関係して皆無だと本人が言っていた。

つまりここまでの話を総括すると、箱入りなのだ。苦労を知らない温室育ちだからこそ世間的な一般常識やお金の管理を知らないのではなく「知る必要がなかった」のだ。
そんな先輩が今の仕事をやめて他の会社に行く…そのことを聞いてかなり危ういことだと感じたのは私だけではないようだった。他の先輩もみな口を揃えてやめておいた方がいいと言っているらしい。確かにその通りだ。

何よりも私が不安なのは、今の仕事…それこそ末端の仕事である今の仕事でさえ充分に出来ていないように私からでも見える先輩が他の仕事にいって上手くやれるかどうかの保証なんてどこにもない。それに次の仕事がもしも上手くいかなくて辞めてしまうような結果になったとしても、その後には何も残らない。それならば焦るように辞めるのではなく、今の仕事で実績とスキルを残してから辞めるのが賢明だと思うのだが…どうやら先輩にはその考えはないらしい。なんとかなると思っているらしかった。


そもそも仕事とはそういうものではない。どんな仕事にも誇りと遣り甲斐をもってやっている人は必ずいる。そして仕事とは完璧にこなして然るべきであるというのも自明のことだ。全ての事柄に於いて中途半端なままでは、どんな仕事に行ったとて結果は火を見るより明らかだ。転職する際は今の仕事がどう自分にあっていなくて、そして次の仕事が自分の足りない部分をどう補填するのかをよく考え、自分の状況と周りの状況をよく観察してから時期を見計らって辞めるのがベターだ。その段階を全て飛ばしてやめようとしている先輩を見ていると、どうにもやりきれない気持ちでいっぱいになる。

ともあれ、仕事を辞めるか続けるかは本人の意思が最も重要とされている。本人が辞めるというのであればそれを止める権利は誰も持ち合わせていない。だがアドバイスは出来るというものだ。それを聞くか聞かないかは、結局のところ仕事が出来るか出来ないかを左右するくらいはっきりと見える概念の1つだ。













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Last updated  Apr 11, 2008 02:09:59 PM
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