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カテゴリ:考え事
区役所ってどうして地味な建物ばかりなのだろう? 区役所と言えば市役所よりは劣るものの、それでもかなり住民にとっては重要な施設であることは言うまでもない。生活していく上で困ったことやわからないことを聞くには区役所に行けばいいし、市役所に行くまでもないような雑多な悩み事を持ち込めるのも区役所のいいところだ。 そのような相談所として、そして公的な書類を提出する場所として有益な区役所がどうして地味な建物ばかりなのかが疑問に思えて仕方ない。まぁ考えてみれば華やかな区役所というのもなんだか違う気がするのだが、恐らくは厳かな雰囲気を出したかったのだろうと推察出来る。転勤を機にこれからは私も区役所にお世話になることが多いと思うので場所を検索したのだが、なんと私が住んでいる区の区役所はいつも自転車で通っているところにあったということが昨日発覚した。もう1年近く通っているのに一度も区役所と認知されないというのはある意味では才能だ。区の重要拠点だからこそ敢えてわかりにくくしているとしたらかなり優秀な能力を持っていると言えるが、きっと真実はそうではないだろう(笑) さて、本題へ。 友達と一緒に住むということを考えたことはないだろうか?同じような志を持った友人同士が一緒に住むことによってメリットが多くあるという考えのもとに一緒に住むことを考えることはあるかもしれないが、そのことは多くの問題を孕んでいる故簡単に実行すべきことではないと思う。今回はそんな話だ。 私は以前愛知県に住んでいる友人とワンルームで数ヶ月間だけ一緒に住んでいたことがあった。たった2ヶ月くらいだったかもしれないが、その時は凄く毎日が刺激的で面白かったことを覚えている。確かにお金はなくて豪勢な生活は出来なかったかもしれない。でもそれ以上に楽しい出来事と1人ではないと感じた出来事でもあった。様々な都合で一緒に住む生活は2ヶ月で終わってしまったのだが、その時のことは今でもいい思い出として残っている。 しかし上手くいっていたのはあくまで2ヶ月という短い間だったからだということは言うまでもないことだ。短い間ならば刺激的で愉快な生活は保証される。しかし長く一緒に生活するとなると、様々な点で問題が出てくるのは言うまでもない。そういう意味でも私が友人と一緒に住んでいた2ヶ月はこれ以上ないくらいに絶妙な期間だっただろう。 まず問題になってくるのがプライベートのことだ。ワンルームに於いて2人で暮らすとなると、個人的な時間をお互いに如何にして作るかというのが重要になってくる。自分の好きなことをする時間、1人になる時間というのは必要だ。そんな時に誰かが傍にいると鬱陶しく感じることもある。そのことによって心にゆとりが持てなくなることも考えられる結果の1つになる。 そして次に問題になるのがお金のことだ。一緒に住むということなのだから勿論仲がいい友達であることは自明として…それでも友人とは時々会って話をしたり遊びに行ったりするからこそ楽しいものだ。それが一緒に住むとなると、勿論生活費を始めとしてお金の問題は必ず発生することだ。家を借りているのならばそのお金をどう折半するかなどと言ったことはルール付けの段階で必ず出てくる。まぁ家賃や生活費は折半ということでいいかもしれないが、もしもどちらかがやむを得ずにしてもルールを守れない時がきた場合、片方が全額を負担することになる。金銭上での問題は思いのほか根深い故、全額負担した方には少なからず疑心の芽が生まれることになる。事ある毎にその芽が邪魔をして、結果的に喧嘩が生まれる。そうなるともう一緒に住むことは叶わなくなるというものだ。それが初めて会ったような人と一緒に住んでいて起こったことなら傷もそう深くないかもしれないが、友達の間で起こると傷も深い。もう仲良くは出来ないからだ。そしてそれは貴重な友人を1人失うことと同義だ。 同性でさえもそうなのだから、異性で住むということは本当に難しい。私も以前似たようなことを実施しかけたが、それは相手方の方が現実を見ていた為に反故になった。当時は残念に思えたが、将来的なことを考えるときっとそれで良かったのだと今は思う。客観的なレベルにまで離れられた時にその時の自分を観察してみると、冷静ではなかったと推察出来る。リスクは最小限にするのが賢明だ。今は相手方の結論をありがたく思える。 そんな経験をした私だからこそ、一緒に住むことの難しさは知っている。数ヶ月単位の短い期間であればいいが、何年と一緒に住むようになると何の問題もなく過ごすことは難しい。それは少し考えてみればわかることだ。 何故今回そんな話をしたか、それは前に「仕事を辞める先輩へ」で書いた先輩が今の仕事を辞めて友達と一緒に暮らしながら新しい仕事を始めると言ったからだ。しかもワンルームで。 上手くいけばそれに越したことはないが、結果は…ある意味見えているだけに辛いところだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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