|
カテゴリ:思うこと
携帯電話をずっと使っていると電池パックが膨張してくるというのは本当なのだろうか? 私の携帯電話はもうそろそろ2年くらい使っているのだが、そんなことはない。しかし兄にその現象が起こったようだった。 兄はよく携帯電話を壊す。尤も故意に壊しているわけではないのはわかっている。兄は昔から運の悪い人だった。携帯電話の件にしてもそうだが、兄は基本的に携帯電話を面白い形で壊す。今持っている携帯電話は替えたばかりなのでまだまだ新しいのだが、1個前の携帯電話は電池パックの膨張で壊したらしかった。実物を見たわけではないので本当かどうかわからないが、兄が力説しているところを見るとどうやら本当のようだった。そして同じようにならないように注意してくれた。兄はいつもそういう人だ、ちゃんと弟のことを心配してくれる、そんな人だ。ちょっと話がずれたが…。 携帯電話を壊したのはそれだけではない。今の携帯電話の4つくらい前のものになるが、折りたたみ型の携帯電話で面白い壊し方をしてくれた。その携帯電話はなんと完全に開くと電源が落ちるというものらしかった。兄がその携帯電話を持っている時に私は携帯電話を持っていなかったので、兄の携帯電話に入っているゲームをよく勝手にやっていたことがあったのだが、その時に携帯電話が半開きで置いてあるのがずっと気になっていた。しかし気になりながらもいつも通りゲームを始めようと携帯電話を完全に開くと画面が真っ暗になってしまった。はじめは壊したのかと思ったのだが、兄は事も無げに「完全に開くと壊れるから」と言っていたものだった。よく物を壊した兄のことをふと思い出した出来事だった。 さて、本題へ。 私の田舎の話はもう何度も何度もしていると思うが、何の良いところもないというのは読んで下さっている方はもう知っているだろう。しかしそんな私の田舎なのだが、1つだけ日本一のことがあるらしい。日本一のものなんてそうそうない、そんな名誉なことを私の田舎が持っていると思うとちょっと嬉しくなった。しかしその内容を聞いた時、かなり切ない気持ちになった。今日はそんな話。 私の町は面白いほどに何もない町だ。町と呼ぶのもちょっと気が引けるくらいに何もない。家の前を小さな道路が走っているのだが、その道路が国道だという驚愕の事実も最近知ったくらいだった。本当に小さくて何もない町だ。 そんな町にも日本一のところがある、そう知ったのは最近兄からだった。兄はいつもそういう「へ~」という情報をよく持っていた。今回兄と話していて偶然田舎の話になり、そのことからこの話が出てきた。京都府で一番の湖があるのは知っていた。因みにあまりの汚さで学校でも有名で、京都府で一番汚いから有名な湖だと本気で思っていた。まぁ実際は何が一番なのかは敢えて伏せるが、そんな湖を有するということで京都府内ではちょいちょい有名なところもあった。 随分長い間引っ張ったが、私の町の日本一のところを発表するとしよう。 それは… 市の人口比率から見た自殺率の高さらしい。 全く名誉じゃねぇ…_| ̄|○ まぁはじめっから人口の多いところではない。引っかき集めても1万人くらいだろう。その人口の中で自殺をする人が日本で一番多いとのことだ。これは全くもって不名誉極まりない。まぁ確かに言われてみると近くにある京都府で一番の湖に死体が浮いていることもあったし、老人が行方不明になって浜辺に打ち上げられているのを見たことがある。友達の家の横の家でおじさんが首を吊ったという話も珍しいものではないし、行方不明・夜逃げ・自己破産などなど、自殺を誘因するものは数え上げればキリがないほどある。納得できないこともない。だが、それにしても日本一を頂くほどに多いのだろうか?そのようなことが過疎化に拍車をかけているのだろうか。そう思うと悲しくなってくる。 はっきり言って私の町の人は減っていく一方だ。先ほどの自殺の件もそうだが、若い人が圧倒的に少ない。就職できる場所もないから若い人が外から集まってこないし、もともといた人もよりよい就職先を求めて外に出て行く。若い人がいないから就業先がどんどん細くなっていく。若い人が来ないから年配の方が頑張るしかない。そうなると極端に労働過多が生まれる。ただ仕事面1つをとってみても、そのように人が少なくなっていく理由は山積している。 私は今まで地元のことを悪く言うことも多かった。何もないだとか小さいだとか、田舎過ぎるだとか。しかし決して嫌いなわけではない。むしろ自然も多く、のんびりまったり暮らすことが出来るという意味でも好きだ。そんな町が私のいた頃と変わってしまう、それが非常に悲しい。隣同士知り合いで、回覧板なんかを持っていく。夏には海に出かけ日が傾くまで遊び、帰ってきたら窓や玄関を開けっぱなしで昼寝をする。涼しい風の通り抜ける縁側でスイカを食べながら、母親が晩御飯が出来たと呼んでいる。携帯電話もない、インターネットもない、高速道路もないし、コンビニもない。そんな町だが、私にとっては夏の田舎は最高に楽しいところだ。そんな町が自殺で蔓延している…誰だってそんな悲しいことは受け入れられないだろう。どんどん町が衰退していくのは見ていても嬉しいものではない。 あぁ、私の母親の弟が経営している料理屋さんに彼女を連れて行くという私の大きな野望が叶うまでは、田舎は元気でいて欲しいものだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 27, 2008 12:07:58 PM
コメント(0) | コメントを書く |