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カテゴリ:くだらない話
届かないエリアの宅配の食べ物の広告をポストに入れるのは一体どういう戦略なのだろう? 宅配の食べ物はいまやかなりの種類が存在している。代表的なものはピザなのだが、お寿司やオードブルなどかなり多岐に渡る。というのも結局はニーズがあってのことなのだろう。宅配寿司なんて豪華なものは私は注文したことは一度もないのだが、それが商品化して立派な地位を得ているところを見ると、やはり世間の宅配にかける思いは強いということだろう。 固定的な顧客を得ることが難しいにしても、刹那的な顧客を獲得するという意味でも、宅配食べ物の広告を配ることはかなり有用だ。沢山の人が来る予定があったりして、それでいて食べ物の準備もままならないような状況には重宝する。しかしそれはあくまで「宅配可能エリアであること」が最低条件とされている。当たり前だ、届かないエリアの宅配の広告があっても意味がないからだ。 しかし現実に私の家のポストには毎日のようにその「届かない宅配」の広告が届く。これは一体どういうことだろうか? とても美味しそうな絵で魅力的に書かれた広告を見ても、結局は遠くの店にまで足を運ばなければならないという点では他のメディアでの宣伝と大差ない。むしろ見てもらえる範囲がその人と家族限定である以上は、有用な戦略だとは言い難いのではないだろうか。ましてや宅配だ、定常的なニーズがあるにしてもそれはマクロ的に見た場合の見解であり、個別に見れば週に1度あればいい方だろう。広告を作成する手間とお金を考えれば不思議に思えて仕方ない。 しかしまぁそこは上手く出来ているところなのだろう。一括で大量の広告を作り、アットランダムに配る。その作戦は宛らローラー作戦のようであるが、こと食べ物に関して言えば有用なのだろう。ただでさえ割高な宅配だ、兎に角数で勝負するということだろうか。 最近では出前を頼んでから30分以上遅れてもサービスの類はなくなったと聞く。考えてみればその制度はかなり危険なのではないかと以前より思っていたので、廃止されてむしろ良かったのではないかと感じる。自明のことだが、宅配業界も洗練されているということだろう。今に何でも宅配になる時代が来るような気がする。私がたまに利用する宅配も、年単位で見ればかなり配達時間の短縮に成功している。或いは隠れた穴場産業かもしれないと感じた今日この頃だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 24, 2010 06:43:45 PM
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