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カテゴリ:普通の日記
一昨日に今年度初の雪が神奈川に降った。 長い間雪が降っているところを見ていないと、ただ降っただけでそれなりに感慨深いものになるから不思議だ。元々私は雪が降る地方で生まれ、18年間はそこで暮らしてきた。その18年間雪が一切降らない冬は一度もなかった。子どもの頃でこそ雪が降ればテンションが上がったものなのだが、大人になるにつれて雪は面倒なものと化していった。飽きが来るとでも言うのだろうか?どうにも雪が降ると交通関係が不自由になってしまうこともあってか、雪が降ることによる気分の高揚よりも、不自由さに辟易とする気持ちの方が大きくなっていったわけだ。日常的なものに対して感動出来ないということが大人になることなのだろうか。 そんな私も関東に越してきてもう3年が過ぎようとしている。 その間殆ど雪を見る機会なんてなかった。だからかもしれない、雪が降っただけで少しだけ気分が高揚してしまった。こんな感覚は何年ぶりだろうか?その日は仕事の日で、しかも夜の部門の方だった。にも関わらず雪が降ったことに気分が高まり、仕事に対するやる気も少しだけ上がったものだった。久方ぶりの気持ちに少しだけ子どもに戻ったような気がした。 しかしながら… やはり手放しに喜べないのも事実だ。その雪の影響で交通網に影響が出てしまい、結果的にはあまりよろしくない事態になってしまったわけだ。 でもまぁ久し振りに雪を見れたのは素直に嬉しかった。仕事が終わり家に帰ってもその雪は止むことはなく、結局夜まで降り続いた。地面は少しだけ雪が積もり、典型的な冬の様相を呈していた。家の窓から降り続く雪を見ながら炬燵に入りコーヒーを飲む。たったそれだけなのにほんの少しだけ幸せになれたものだった。 そういえば、地元でも今年はかなり雪が降ったらしい。久し振りの雪に懐かしい故郷の景色を見たような気がして少しだけセンチな気分になった今日この頃だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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