極刑空間

2008/10/02(木)03:53

涼宮アカネの憂鬱。

PC『君が望む永遠』(27)

『君が望む永遠』感想 第七回 茜ルート進行中。 本当に美人になったよなぁ…茜は。 何度見ても、やっぱり可愛い。 頼む、もっとこっちを睨み付けてくれ。 いや、実際睨まれている孝之は気が気じゃないだろうけど…。 それでも睨まれるだけの一応の理由があるのだから、甘んじて受けるがいいよ。 立場上、辛い現実から決して逃げられない茜が、 あっさりと逃げ出した孝之に不信感を覚えるのは当然のことだ。 憎しみや恨みが積み重なり、鬱屈してしまうのも。 彼らに対する尊敬が、激しい失望へと変容するのも頷ける。 しかし一方で、激しい憎悪は愛着の裏返しだ。 裏切られたと感じるってことは、それだけ信頼していたということ。 序盤に見せる孝之への敵愾心は、彼と改めて触れ合うことで割とあっさり軟化していく。 だからこれは、もっと単純なことなんだよ…。 茜はただ、すっごく寂しかったんだろうよ。 皆は茜が変わったというが、俺はそうは思わない。 昔のように寂しがりやで、甘えん坊のままだ。 この娘は他人を長期的に恨めるような人間じゃない。 辛辣な態度は歩み寄りを求めるサインだ。 皆が自分と、自分の大切な人から離れていってしまったから。 「もう……嫌なんです……私だって、人を憎んでばかりなんて……耐えられない……」 「人を憎みたくない」なんて、この状況で言えることが信じられない。 もっと憎んで、八つ当たりして、周囲に理不尽な悪意を振り撒いてもいいくらいだろう。 ある意味、この娘と御両親が最大の被害者じゃないか…。 こんなに優しい娘だ。 何とかしてやりたい。 でも、孝之になんとか出来るとはとてもじゃないが思えないジレンマ。 立場的にも、人柄的にも。 むしろ攻略することで、逆に茜が不幸になるんじゃないかと心配でたまらないぞ…。 プレイヤーが主人公を信頼できないんだから、病理は深いな…。 ぐっ……無念だが、これ以上起きていることは不可能だな。 もう休もう…。 先は長いんだ…。

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