介護実習終了
終わりました、介護実習。たくさんのことを学びました。いや、たった5日間ですしね、しかもワタシですしね、仕事的にも技術的にも大して上達してないし、いいとこしか見えてないのでしょうが、このスピリットの豊穣は!生きる、生かす、生かされる。震災を経て、命について考えることが格段に増えた私、今受けられて、実習が何倍もの意味を持ったと思います。普段から、高齢者との時間は少なくない方だったと思います。でも、それは、自立した人のつながり。介護の現場とは全く違いますね。当然なのですが。私の実習の先生方は、もっと切実に、命に向き合っている人々でした。食事、入浴、排泄、運動、介護の現場は動物的で肉体的。でも、よくよく見たら、手作りの昼食、手をかけ声をかける入浴、その人の身体の状態を慮った運動メニューなど、丁寧な「生きる」活動でした。家族にとっても、自分達以外にも丁寧に関わっている人達がいるというのは、心強いでしょうね。昼食作りでは、食は身体作りの根源なんだと、自分へ反省も得つつ。^^;介護を受ける方々の感謝の気持ち、介護をする方々の尊敬の気持ち、お互いへの思いやりで作る時間。立ち返る理想を具体的に見せてもらえたのは、本当に幸せなことです。深く心に刻まれたのは、おじいさんおばあさんの言葉。「勇気ださなあかん」「負けん気が大事やで」「ごめんな」「ありがとう」言葉って、やっぱり肉体とセットで生きるものだと確信します。口から出る音や状況や、その人の歴史や背景が、言葉に魂を吹き込むんです。そして、それが受けた人の背景とリンクしたとき、字面以上の勢いで響くんでしょう。心に染みる言葉は、ミラクルなプレゼントなんですね。それは会話だけじゃなく書物からでも同じこと。でも、文字にするのはすごい挑戦です。私は書く時間の何倍も推敲します。口から出る言葉に近づけるために。私がツイッターに入り込めないのは、きっとここだな。と、そんなことまで腑落ちして。^^;ホントに得るものの多い濃い5日間でした。私が実習を受けたのは、三重の里。http://www.mienosato.co.jp/index.html明るくて優しいスタッフに囲まれた、家庭的な施設です。利用者の方々、スタッフのみなさん、本当に本当にありがとうございました。身体に気をつけて、いつまでも健康でいて下さい。またお会いできる日を楽しみに。最近、歳を感じることも多かったけれど、私、まだまだヒヨッコだー。おばあさんの半分も生きてない。半分って!d(≧m≦)精進精進、心新たに、気張ります。あ、でも今日は、とりあえず、お疲れ旅に^^