2005/01/07(金)21:43
子供の力だってすごい事が起こるんだ、って実感したとき
以前、自宅を離れることになったいよいよ2ヶ月前の出来事なのだが・・。
いつものように夕飯の支度をしていて・・
18帖の広いリビングでは
夫がテレビを見ていて
子供は兄弟で入浴をしていた。
風呂場から続きで洗面所があり
ドアで仕切られていても
子供たちの笑い声はリビングにも届いていた。
楽しそうな声を聞きながら
ひとときの安らぎをかみしめて
忙しく野菜を切ったり鍋を動かしたりしている時、
「ゴーーーーン・・!」
大きな音が聞こえた。
夫はテレビを大音量にしているので
その音は気付かなかったようだ。
私は洗面所の近くの流しに立っていたから
よく聞こえて
その音は確かに風呂場だと分かった。
一瞬、風呂場が
「シーーーン」と静まり、私は緊張した・・。
でも、
そういう時に、なぜか慌てることも出来ない私は
しばらく平然を取り繕い
ゆっくりと流しの水を止め
鍋をかけていた火を消し
それから風呂場を覗いてみた。
「どうしたの?今・・何かすごい音がしたけど・・」
二人の子供は一緒に浴槽に入っていた。
しかし、浴槽のフタを半分しめて
その間から二人の頭を出していた。
「お兄ちゃんが、浴槽の中で転んだんだよ・・」
と、下の子がゆっくりとはっきりと答えた。
「そうだったの。じゃぁ、危ないから、あまりふざけてないで体を早く洗って出たほうがいいよ。
水の中は滑るから、頭でも打ったのかと思った・・」
そう言って
また、ドアを閉めて台所に戻り
料理の続きにかかった。
「・・?」
でも、なんかおかしい。
なんで、転んだくらいであんなに大きな音がしたんだろう、
今まで転んでいたことはよくあったが、
あそこまでの音はしなかったし・・
もう一度、風呂場に戻りドアをあけてみた。
兄弟二人が浴槽の中で立っていた。
顔が二人ともこわばっている。
「しまった・・!」という表情。
視線を下に下ろして気がついた。
今度は浴槽のフタは全開になっていて
全く、お湯がはってないのだ。
しかも
浴槽の底に
丁度人間の二本の足くらいの大きさの穴が・・
空いていた・・(汗)(泣)
当時の自宅の浴槽は水色のポリプロピレンで出来ていた。
プラスチックみたいなもんだと言っても
かなりの強化されたもので
だから、浴槽に使われているものなのに・・
別に長く使い込んだわけでもない。
新築で僅か5年しか使ってなかった。
風呂場ではいつも兄弟がふざけあっていた。
その日、中学生のお兄ちゃんは
浴槽の受けの部分、つまり手を置いたりするとこで
通常は、そのへりをまたいで湯船に入るのだが、
そこに立ち上っていて
つま先立ちになったりバレリーナのような格好をしていたらしい。
弟は湯船に浸かったまま、それを見て笑っていたらしい。
とたん、お兄ちゃんが足を滑らせ
湯船の中に落ちてきたそうでした。
その瞬間に
弟の周りのお湯は
「ザーーーッ・・・」と流れ
すぐさま空っぽになったとのこと
(これは弟本人が後で語ってくれた)
何事が起きたのか
お兄ちゃんは足をくじいて
「イタタ・・」
二人がおそるおそる下を見たら穴が空いていたのだと。
お兄ちゃんはその頃
身長は160センチくらいで体重は60キロ前後だったはず。
巨漢というほどでもないが
確かにぽっちゃり系で
~~~で、あせったあげくにフタで浴槽の穴を見つからないようにしたという工作だったらしい。
その後
冬の12月でお風呂我慢のシャワー生活は耐えられなくで
僅か2ヶ月の滞在のために
20万の浴槽取り付け工事をいたしました。