パウル・クレー
図書館で借りた本、「クレーの贈り物」はるか昔、高校生だったころに画集か何かでクレーの絵を見てなんかいいなあと思った。 絵というのは好きになるのに理由はいらない。と、思う。 人もそうだね。 理由がくっついてくるうちはただの好意。 理由もなく好きになるのが恋、なんですって。クレーの絵、知っている有名なものよりも、すごく好きになった一点を見つけた。エイドラというタイトルの連作集のうちの「かつての酒呑み女」。すごくかわいい。きっとわたしはこれを、自分の秘密日記に真似して描いて遊ぶに違いない。 ところで職場の20代後半の女性が、とりあえず籍だけ入れたと報告してくれた。おめでとうございます。でも、もう終わっちゃった気分、なんて言うから笑っちゃった。わたしのほうがもう終わってますよ、と答えたら苦笑してた。