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伊奈利短歌集 ① トンカツ未来 伊奈利短歌 小説…伏見稲荷大社の物語 小説西寺物語 小説盆栽物語 小説鯖街道 小説老人と性 音川伊奈利

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2007年06月29日
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カテゴリ:ブログ小説
★~自己破産・衝撃の告白…5話
 

 「それで、俺もまだ若かったからセックスには自信があり理恵の身体をおもいきっり時間をかけて愛撫したら理恵はそれに応えて乱れるほど感じてくれた。あの部分に人指し指と中指でそっとまさぐるとなんていうか~」と二本の指を二本揃えて懐かしそうに見ている。
「課長、もう~いやらしい~」
「それで十分濡れていることを確認して、その~あの~アレを理恵の中に入れようとすると理恵が」
「竜ちゃん、入れるの?」と聞くから俺は、
「理恵、もう婚約して式の日取りも決まっているのだからお願い入れさして!」
「ううん、竜ちゃん、違うの~」と言いながら理恵の右手は竜一のペニスを人指し指と親指でつまみ上下させながら、
「竜ちゃん、もっと大きくしてから入れた方が…」
 と理恵の一言で竜一のペニスは無惨にも毛の中に隠れるほど萎縮していた。竜一は、美雪の顔を真正面から見ながら、
「それから今日まで萎えたままでピクリともしなくなった」
と泣きそうな顔で訴えていた。
「課長、そんなことがあったの…」
 
 美雪はまだ大人の男性のペニスを見たこともなく、小さい大きいと言われてもピンとはこないが、尾上の背の高さ、会社のテニスクラブのコーチとして飛び回っている元気な身体からはとうてい小さいなどという言葉はどこを探しても見つからなかった。
「課長、お医者さまに行ったの?」
「恥を忍んで行ったら…」
「行ったら?」
「その先生、健康な時の勃起した状態で何センチあったと聞くので、昔冗談で計った時十一センチ五ミリだったというと、先生は日本人の勃起時平均は十二センチ、日本人の女性の膣の深さは平均で七~九センチ、つまり八センチもあれば性交も子供も産めるし結婚もできると言ってくれた」
「課長、良かったじゃないの、おめでとう」
 美雪は家を出てから一年半ホームシックなのか、理恵やあや子以外にも気の会う女性社員とはスナックやカラオケに通い始めていた。酒は入社時よりも強くはなっていたが、今もトイレに立つ時は足と口が少しもつれ始めててきた。
 「課長、お医者さまが小さくないって言われたのだから自信を持ちなさい」
「でも!俺、まったく起たないんだ!」
「そんなもん、若い綺麗な女性ができたらすぐ治りますわよ~課長~」
 と、その時美雪のバックの中から今日買ったばかりの携帯電話が鳴っている。それは理恵からで、つい酔っていたのか、
「もしもし、もうお金もらったの?」と言ってしまった。
「美雪、何よその言い草は!」と理恵が怒っている。
「でも、本当のことでしょう理恵」と言ってしまったから前で聞いている尾上竜一はピクリとしている、さすが美雪も罰が悪かったのか、
「理恵、ごめん…」
「そんなこといいのよ美雪、それよりあんただいぶ飲んでいるけど相手は誰なの?」
「そんなん教えないよ~」
「フラワーの人間だったら、今の話絶対問題よ、誰よ美雪」
「理恵、どうして超エリートの尾上課長を振ったの?課長さっき泣いていたよ~」
「えっ、まさか、尾上課長と!」
「そう、理恵の不始末を私が何とかすると約束していたの」
「美雪!私もあや子も人生の半分は失敗したけど、美雪だけはそうなってほしくないの、そんな男、一生の不幸よ!」
「理恵…だって…」といったきり電話を切っている。
 
 ふら~ふら~と店を出た二人はタクシーを拾い、尾上が国道一七一のラブホテル街と告げた。部屋に入ったころには緊張のせいか少し酔いが覚めた美雪の頭の中には結
婚という文字が大脳から小脳へ小脳から大脳へとキャッチボールをしていた。竜一はフラワーのエリートコース経理部の課長、同期には課長も一人や二人はいるが経理部
の課長は一ランクも二ランクも上と社内では位置ずけられている。京都大学経済卒、スポーツマン、ハンサム、家柄財産収入とどんな意地の悪い品定めをしても美雪にはありあまると女が持って生まれた感性で考えていた。竜一のペニスの件もお医者さまの話が本当なら問題がないと思った瞬間、美雪は真っ裸にになりバスタオルを身体に巻いて竜一の待っているバスルームに入っていった。竜一は驚きながあわてて前を隠しながら、
「美雪ちゃん、素敵だ~美雪ちゃんは着痩せするタイプだったの?」
「もう~課長、見ないでよ~恥ずかしいから~」
「ところで、本当に処女なの美雪ちゃんは?」
「えぇ~まだ男の人とキスの経験もないの」
「今日は、付き合ってくれてありがとう~」
「ううん、課長、もし私が今日処女をささげたら今後も付き合ってくれます」
「な、何を言っているんだ。もしもしもだよ、今日上手くいったら結婚を申し込むのは僕の方だよ、でも…」
「大丈夫よ。でも今日は酔っているから、今日でなくってもこんな身体でよかったらいつでも協力させていただきます。課長~」
 美雪ちゃん、と言うなり竜一は大きな身体で小さな美雪を折れるほど抱きしめてキスを求めてきた。美雪は素直にそれを受け止めていたが、なにせ初めてのキスで身体がブルブル震えている、それに感動した竜一はさらに口を桃色の豊満な乳首に這わせてきた。乳首をチュッチュッと吸われると美雪の腰が砕けてしゃがみこんでいた。そのしゃがみこむ一瞬竜一の股間に目を向けるとペニスは一人起ちしてピンと上を向いていた。
 
 ベッドでは以前理恵を愛したように丁寧に丁寧に身体全体を口と指で愛撫している。美雪は乳首を吸われたり舌でころがされると、秘部の芯がジンときてそこを口で愛撫されたくなる。口が秘部に取られると今度は乳首がさみしくキュンとなり、口でも手でもなんでもいいから早く愛撫してほしいと心の中で要求していた。それを感じてか竜一の口と舌、両手の十本の指が美雪の性感帯をいそがしく動きまわっていた。
 竜一のペニスはさっきの話しがまったく嘘と思われるほどピン起ちになり、ころあいを見計らって静かに挿入してた。
「課長、治ったの?」
「うん、美雪ちゃん、ありがとう」
「おめでとう~」
「それでは美雪ちゃんの処女をいただきます~」というと、竜一の分身は一センチ、また一センチと美雪の粘膜を傷つけないようにいたわりながらそろりそろりと侵入している。最後の処女膜の当たりを確認した竜一は「美雪ちゃん、結婚しょう」と言いながら腰に力をためて一気に突いた。
「ツッ~痛い……課長、そのまま動かなで!」
「ごめん!しばらくこのままで…」というと美雪の口を吸い、そして乳首を舌でころがすと美雪の下半身の力がス~と抜けたと同時にペニスがヌルッと無理なく入り、竜一の分身はせわしくピストンを始めてわずか一分で「ウッ」と竜一の口から声が漏れて三年ぶりに男を取り戻していた。
                つづく


★~新連載のこの小説はHシーンなどもあるが、基本的には社会派小説になっています。多重債務者は300万人とも…さらにその予備軍は1000万人とも…若い女性なら誰でも陥るこのお話を広めていただきたいと書きました。

★~ケータイのカメラで撮った写真掲示板は、
http://blue.ap.teacup.com/inari/

★~昨今、フリーペーパーという無料の新聞や雑誌が多く発行されています。これも一つの作品の発表の場と考えています。もし、よろしければ私のつたない作品(小説・コラム・エッセイ)等々を原稿料無料で掲載させていただければ幸いです。尚、ご連絡はメールにてお願いします。(音川さくら)
kyotoinari@ex.biwa.ne.jp





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最終更新日  2007年06月29日 10時00分13秒
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