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音川伊奈利

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2013年08月11日

老人と性「京都タクシードライバー・さくら」…２話～「短小、包茎、早漏」１３話まで・音川伊奈利

テーマ：愛のカタチ、話しませんか？(601)

カテゴリ：ブログ小説

★～老人と性…さくら～２話…「短小、包茎、早漏」

　シルバー世代の夢は、死ぬまでにもう一度若い女性の裸体を拝みたい、触りたい、抱いて見たいと思うが、それははかない夢で終わってしまいますしかし、この京都ではこんな夢を実現させてくれる「さくら」がいます。
　えっ？売春？それは違います。売春婦が貴方のココロの治療をしてくれますかネ。さくらは京都Ｈ交通の女性タクシードライバーで、若くて美人それにシルバー専門ですから超安心です。
　　
　さくらの今日の観光の客はＭさんからの紹介の田尾さんです。田尾さんは六十五歳ですが、今まで独身で通した変わり者、その理由はＭさんから電話で聞いていた。田尾が遠慮がちに、
「すいません、今日は無理を言って…」
「はい、チャンと聞いていますから安心してネ」
「ハッハッハッ、これって恥ですネ」
「ううん、でも今日決心したのだから、さくらにまかして」
　田尾は、ズバリ「短小、包茎、早漏」で結婚は一生できないとあきらめていた。しかし、親友らに、
「死ぬまで一度は女を抱け」
「さくらの前では恥ではない」
と、一年がかりで説得されて南禅寺の隠れラブホテルのベッドにいた。
「田尾さん、ここはさくらと二人きりだから前を隠すのはやめて」と、タオルを取り上げて荒療治をしていた。
「田尾さん、女の経験は？」
「二十歳の時に商売女とーその時、俺の一物が人より劣っていると言われてー、それ以後、女を諦めて仕事一本できた」　
　
　田尾は、さくらの指示通りにさくらの身体全体を愛撫している。田尾はビデオマニアで、このシーンを何万回と見ているから、さらにさくらへの愛撫は濃厚になっていた。
「田尾さん、アッい～い～上手いよ、その調子～」
　田尾の一物は、ウインナーソーセージぐらいの太さと長さで皮を被っている。それがピンとたっているので、さくらは、
「入れて～お願い～」
　田尾は４４年ぶりのセックスに我を忘れてさくらにしがみついていた。そしてものの２０秒の速さで暴発をしているが、さくらの前では恥ではないのマインドコントロールで男を取り戻していた。　
　さくらは田尾に三つの約束をさせている。
一つは病院で包茎の手術を受ける。二つ目は、女は大きさなんか気にしないから安心しなさい。最後に、今日は二十秒だったけど、次は四十秒、その次は一分とさくらの訓練を受けること。
「わかった！田尾さん！」
「さくら、わかった。で…その～二回目と三回目の訓練を今日受けたいのだけど～」
「もうー田尾さん、元気ネ！」

★～「短小、包茎、早漏」が男の性の悩みとすれば、これは誰でもどれかにほぼ１００％に当てはまります。しかし、これらは結婚をして子供を産むのにはなんら支障がありません、また夫がこれらであっても結婚してからの「後の祭り」として一生ムヤムヤで終わる場合が多いようです。
　これは女性としてはこのことをさほど気にしない？場合？が多いからです。一方、男性とすればこれは女性には考えられないほどの悩みにもなり一生十字架を背負って独身で生きる人も少なくはありません。また結婚をしていてもそれを誤魔化すために仕事人間、酒やバクチに溺れる人も少なくはない！
　運良くさくらのような素晴らしい女性が見つかれば生きる勇気、セックスの快感、人を愛する心を人並みに味わえるものだが…これは恋人でも妻でもいいが、やはり男としてはなかなか素直にはいかない問題になっています。
　そこでこの「短小、包茎、早漏」の恋人や夫をもっている女性はこの小説をプリントしてそれとなしに読んでもらいましょう～♪…もちろん下手に見せれば相手のプライドを傷つけることにもなるが…そんなことより真の夫婦和合のほうが一生幸せになれると思うがどうだろう～？