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昨日、一年半ぶりに二度目のお参りを果たした浄土寺の 阿弥陀三尊像ですが、台座の下に彫られた雲の彫刻表現 に面白いものを感じました。阿弥陀如来も観音菩薩も勢至 菩薩も台座の上に立つ立像のスタイルですが、台座である 蓮弁の下に雲がいずれも彫られているのです、まるでソフト クリームのような軽快感があります。そして一番後方の部分 だけ、ソフトクリームの頂上のように、少し跳ね上がっている のです。これは快慶ならではの心憎い表現だと思うのですが 極楽浄土から、来迎してきた阿弥陀三尊達が、往生を遂げ ようとしている人の前までやってきた時に、ブレーキをかけ キュッと止まる時の動きを、雲の後方部を跳ねあげる造形で 表現していると。静止をしている仏像彫刻にどれだけ躍動感 を表現するか? 仏師の腕の見せどころですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 28, 2012 08:54:00 PM
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