きょういく ユースフル! ~ 僕は触媒になりたい ~

2008/09/25(木)21:12

数字で出るから考える

たのしいべんきょう(144)

「数字で出る」から考える。「いっぱい」「たくさん」「少し」「少ない」 「高い」「安い」「上がっている」「下がっている」・・・言葉で聞いても実感が伴わないし、 イメージがはっきりしないからよく分からないことがあります。逆に、数字で示されると、 1→5 100→50  1→2  ・・・「上がった」「増えた」「減った」「半分だ」「2倍だ」 などの言葉を、数字にふれた人から引き出すことができます。また、 「なぜだ?」と理由を探る考えを自然に引き出すことができます。 なんでまたこんなことを書くかというと・・・実は今日、普段はじっと見ない 「電気料金の使用量のお知らせ」 をじっと見てみたのですよ。今日届いた7月分の電気代は   4518円これを見たとき、「いつもより多い気がする」と思ったのです。ただ、いつも数字をそんなに気にしているわけではなかったので、 これだけなら、それだけで終わっていたでしょう。しかし、このお知らせには、親切なことに「前月分」も載っていました。6月分   2762円 ・・・えらい増えてないか? 数字が2つ並ぶと、どうしても比較して考えてしまうのが人間の脳。「やっぱ、夏はエアコンを使うからなあ」「それにしても一月ちがうだけでこんなにお金を余分に使うようになっちゃったんだなあ」「こうやって知っちまったからには、ちょっとは節約しないとなあ」などと、いろいろ考えてしまったのでした。 まあ、そんなわけで、子どもにも大人にも、よく考えさせようと思ったら数字を示すに限るわけです。それも数字を2つ示すと、意図しないことまで勝手に考え出しますので思考を促す授業とかにはうってつけの方法です。たぶん。(^_^;)  ちなみに、少し前に読んだ本で「数字に強くなる」おすすめの本があります。 『食い逃げされてもバイトは雇うな』  (光文社新書、山田真哉、2007、700円)この本はとってもおもしろくてためになるオススメの本です。 特に、「数字は苦手だ」という文系タイプの人はどうぞ。この本を読んで以来、「下巻はいつ出るのか」と心待ちにしているのですが、 全く出る気配がありません。いちおう、本の表にも「上巻」としっかり書いてあるのですが。(^。^; 

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