きょういく ユースフル! ~ 僕は触媒になりたい ~

2009/03/27(金)17:33

シリーズ「コーチングを学ぶ」、第6回

話し合い・話す・聞く(36)

シリーズ「コーチングを学ぶ」、第6回。 今回は「意志決定」についてです。実行することが何より大切であり、実行可能かどうか、 いつ実行するのか、実行を妨げるものはないのかを綿密に検討します。それを「自分で決める」ために質問をし、意識を高めるのがコーチングです。おそらく優秀なコーチは本人が「これならできる!」と自信たっぷりの状態にまで 何度かのやり取りを通じてもっていくことができるでしょう。では、『はじめのコーチング  ~本物のやる気を引き出すコミュニケーション・スキル』 (ジョン・ウィットモア, 清川 幸美 (訳)、ソフトバンククリエイティブ、2003、1600円)  より、読書メモの続きです。============================== 『はじめのコーチング』 第9~17章 読書メモW:What,Who,When,Will (何を、いつ、だれが、そしてその「意思」)・「これらの行動案のうち、どれを実行するつもりですか?」・「いつそれをするつもりですか?」 相手ははぐらかそうとするかもしれないが、  上手なコーチならそこでやめてしまうことはない。・「今後どんな障害にあう可能性があるでしょうか?」 先手を打っておく・「ほかに何か検討しておくべきことがありますか?」 検討し残したことがないと保証するのはコーチの責任・「行動の実行にどの程度の確信を持っているか、  1から10の点数で表してください」 「10点をつけられない理由は何ですか?」・最終的に大事なのは、 最後までやりぬく意思!!・フィードフォワード(次を予想させる質問) (例)「次のボールについて、     動作のどの部分に一番不快感を感じるか質問しますよ」  →意識化・本当によい成果を挙げてほしいなら、  コーチは主導権をとったり、知識をひけらかそうとしてはいけない。・「今のボールはネットより何cm高かった?」 正確なフィードバックを得ることにより、  努力しなくても自己修正が自動的に行われる==============================今回のことに関連して、「障害児教育」や「障害者福祉」の中で言われることですが、 「当事者の自己選択・自己決定」ということを思い出しました。私はこれこそ決定的に大事なことだと思っています。「教育」がお仕着せではなく、本人の「自己選択」「自己決定」を助けるものになるように、 というのが、教育者としての私の願いです。つまり、そのために「コーチング」の技法を勉強しているのです。 ここで書いてあるような「質問」の技法が少しでも自分のものになり、 教示・誘導的な教育から「意識させ、選択させ、決定させる」教育へ脱皮できるよう、 努力していきたいと思います。 この後は「チームの成長」について扱っていきます。もしかすると次回あたりで終わりかも?では、また次回!

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