2011/04/25(月)20:37
『発達障害通級指導教室の指導・支援法』4~通級教室でのグループでの指導
最近書いている読書メモの続きを書きます。 指導や支援へのヒント・実例が、てんこもり載ってます。
『発達障害通級指導教室の指導・支援法
通常の学級でも使えるゲ-ム・遊び・余暇活動を通した
ソーシャルスキル獲得術』
(能登宏、明治図書、2008、1800円)=============================
『発達障害通級指導教室の指導・支援法』読書メモ4
(第2章3 高学年グループの事例 より)・興味・関心を基にした音楽やスポーツ、趣味「通級」では「自立活動」をすることになっています。
「自立活動」では特に、本人の好きなことをベースにして生かしたいですね。・バンド活動を通して 集中力、周りの音を聴く、
自己表現、協調性等々が養われる。合奏・合唱などは他の人と合わせる要素が強く、おすすめです。
対人関係スキルの向上や
集団行動についていくスキルの向上が見込めます。
「息を合わせる」ことにもなるし
「喜びを共有する」ことにもなります。 うちの学校にはオーケストラ部があり、
通級に通っている子も所属しています。 通級教室よりも、オーケストラで友だちと一緒に演奏する方が
よっぽど本人の成長につながると思っています。 前に受け持っていた子も、音楽会を通して一気に自信をつけ、
それ以来みんなの中で進んでやっていけるようになりました。 かくいう僕自身も・・・。 この話をすると長くなるのでこのへんで。(^^;)・ロールプレイングで
「なんでやねん」とつっこんで、みんなで笑っておしまいにする。・ロールプレイングでは、いかに必然性をもたせるか・「落ちないで」 広げた新聞紙の上にグループ全員(3~4人)が乗り、
教師が10数えたら成功。 みんなで協力してできたという達成感を味わわせる。学級での体育の時間にされているのを見たことがあります。 クラスのみんなが団結できてとてもいい、と思います。 そのときは最終的にクラス全員が工夫して狭い面積の上に乗りました。
「これは無理だろう」と思ってみていたら
なんと成功したのでびっくりしたものです。・風船バレーボール 旗立台にポールを立て、スズランテープを張れば
コートは完成 新ルール追加でパスをするようになった。 そのルールとは・・・ 「チームの全員が風船にさわってから相手に打ち返す」僕はコートを作らずにやってました。
風船だとふわふわとゆっくり飛びますし、やわらかいので、
障がいがあってみんなと一緒にできにくい、という場合に
非常に使えます。
運動が得意な子も楽しめますしね。・「まねっこ手拍子」 「リズムに合っていなくても、友だちに関心を寄せ、
集中して楽しんでいるから、それもよし」去年の僕の算数の授業ですね。
去年の3年生は、まねっこがとても上手で
言ったことやしたことをまねするので、
手拍子を入れたりして授業のテンポを創って遊んでました。(^0^) ここで書かれているように、テンポに追いつけなくても、
何とか合わせようとするところに、意義があると思います。・「お茶会」 子どもたちの心が落ち着いていく・会話の仕方 教師が介入しながら会話を促進させ、
「こう言うといいよ」と言って、モデルを示し、
その場で言わせて、うまくできたら称賛する という繰り返し============================= 次回は、「中学生グループの事例」のところから。ではまた! ここまで読んでいただいてありがとうございます。
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