きょういく ユースフル! ~ 僕は触媒になりたい ~

2015/02/22(日)22:44

『聲(こえ)の形』 ~いじめを経て、真剣に正直に、向き合おうとする少年少女の物語

人間関係・コミュニケーション(90)

これは紹介しないといけないと痛烈に思ったので、紹介します。『聲(こえ)の形』 (多今良時、週刊少年マガジンコミックス、全7巻)  「このマンガがすごい!2015」オトコ編第1位を獲得したということで、読んでみました。 読んでみて初めて、「障害」や「いじめ」といった重いテーマに向き合おうとしている作品だと気づきました。ヒロインは聴覚障害の少女。 主人公は小学生時代、その少女が転校してきたクラスの、ガキ大将でした。それぞれの人物像が非常にリアルに描かれ、1巻と2巻を読み終えただけで、自分の脳天をぶち割られるような衝撃を受けました。そしてその質感は7巻まで見事に貫かれていました。音楽を聴きながらなどの「ながら」で読むことができない、きちんと時間を取って、集中して読みたい本でした。こういう漫画は、久しぶりです。この本を読んでいる間は、自分も同じ立場に立って、作品世界を疑似体験していました。 この作品によって、「友達」観が、変わりました。この本を読んだ翌日、苦手な人と向き合おうとする自分がいました。実際に、自分の、対人関係における、行動が、変わりました。 少年漫画ですが少年だけを対象にしていない漫画です。中学生~大人までの、幅広い男女に、読んでほしいマンガです。いちおう、場面設定は、「学校」であり、主人公は「少年」ですが、少年は成長していきます。 そして周りの「友達」も・・・。 あなたが成長するために、まちがいなく、この作品は、ひとつの経験となります。   ▼『聲の形』1巻 プロモーションビデオ(講談社)    情報リンク>一時は掲載見送り!?マンガ『聲の形』がついにアニメ化 - NAVER  

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