2017/11/29(水)23:43
ちょんせいこ『元気になる会議』
前回のブログ記事は「リフレーミング」についてでした。
(▼堀公俊『悩まない!技術 人生を変えるリフレーミング思考』)
リフレーミングはマイナス思考をプラス思考に変えたりしますので、重宝します。
対人援助コミュニケーション全般に有用なスキルだと思います。
勿論、会議などを円滑に進めるファシリテーターにも、大変重要なスキルです。
ちょうど今度、勤務校の研究会があり、授業協議会の司会をする機会があります。
この機会にファシリテーションについての本も、読み直してみました。
非常に読みやすく写真などの具体的な例示に富んだおすすめの本と言えば、
ちょんせいこさんの『元気になる会議~ホワイトボードミーティングのすすめ方~』です。
『元気になる会議 ホワイトボード・ミーティングのすすめ方』
(ちょんせいこ、解放出版社、2010、1600円)
要点がまとめてあるので、読み返すのも早かったです。
印象に残ったところを少し、メモに残しておきます。
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『元気になる会議』
をちょろちょろと・・・
・p20に、「ペアで話を聴き合います。」というキャプション付きの写真が掲載されています。
「聴き合い」はちょうど今度の研究会での協議における重要キーワードになっていました。
参加者同士の聴き合いを意識し、こんな写真のように参加者同士が和気あいあいとコミュニケーションできたらいいな、と思いました。
・p38の終わりごろに、「ファシリテーターがよく使う言葉」が掲載されています。
「『~というと?』『具体的には?』『イメージは?』『たとえば?』『ほかには?』などのオープンクエスチョン」と書かれています。
ファシリテーターとして、意識して使っていきたいと思います。
・この本には実際の会議の進め方の例も載っています。
p42~の「会議イメージ」を読むと、「わりと一人に突っ込んで訊くんだな」ということがわかります。
本書には、特別支援教育におけるケース会議の実例も載っています。
特別支援教育コーディネーターの方にも、大変参考になると思います。
・本書の中で一番意識しておきたいポイントだと思ったのは、
p50の「発散は、具体的な情報を共有できるまで」というところ。
参加者の発言を引き出す際、どこまで引き出せばいいのか。
大事なのは、参加者同士がイメージを共有できることです。
できれば動画モードで情景が共有できる状態までを目指したいと思います。
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授業協議会の司会をするにあたって、ファシリテーションについての大変よい振り返りができました。
研究会は金曜です。
病院の通院や通級の他校巡回等で研究会準備をほとんど他の人に任せてしまっている分、当日自分に期待されている役割はしっかり果たしたいと思います。