2019/08/26(月)21:04
「怒り」や「病気」との向き合い方 ~『悪魔とのおしゃべり』より
『悪魔とのおしゃべり』という本があります。
かなり非常識なことが書いてあります。
だからこそ、面白いです。
初めて読んだときは、驚愕しました。
分厚い本ですが、一気に読めます。
今日は、その本の中から2つのテーマで引用したいと思います。
1つめは、「人間が怒る、たった1つの理由」。
2つめは、「病気をやめる」。
どうです?
中身が、気になってきたでしょう?
あなたは、「人間が怒る、たった1つの理由」、なんだと思いますか?
「病気をやめる」って、どういうことだと思いますか?
『悪魔とのおしゃべり 正しさなんて、ただの多数決』
(さとうみつろう、サンマーク出版、2017、1700円)
『悪魔とのおしゃべり』【電子書籍版】[ さとうみつろう ]
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『悪魔とのおしゃべり』
□ 1つめのテーマ
「人間が怒る、たった1つの理由」について
・全ての「怒り」は、相手に期待しているから発生する
(p56より)
・怒りは全部、俺のせい!
自分で勝手に期待し
それに応えなかった相手へ
自分が勝手に怒り始める。
(p57より)
・世界に、期待しすぎているからだ。
(p59より)
「怒り」については、心理学ではいろいろな解釈がされています。
アドラー心理学だと、「怒りは出し入れできる道具である」と語られ、
人が主体的に選べるものだと説かれています。
怒りに対して、そんなふうにちょっと距離をとってみると、
冷静に自分の感情や、人の感情と向き合えます。
怒りは、不幸感と結びつきやすく、
できれば抱かずに済ませたい感情だと思えます。
実際、立派な人というのは、そう簡単に怒ったりしないようです。
まあ、人間ですから、怒りたくなる時というのは、当然、あります。
ただ、怒ってしまった後、
「ああ、あんなに怒ったのも、相手に期待していたからこそなんだなあ」と
リフレーミングすることができれば、
その後にポジティブにつながると思います。
『悪魔とのおしゃべり』は、この「リフレーミング」が実にうまい、と感心します。
□ 2つめのテーマ
「病気をやめる」について
・右ひざを骨折した人が、ある日「右ひざが痛い」と思うのをやめて、
「私は、左ひざが健康です」
と意識を「ない」から「ある」へ変えただけで劇的に回復した
(p348より)
・意識をシフトするだけで、病気は「やめられる」
・病気は「やめる」ものなのだ。
・不幸も「やめられる」。幸せも、勘違いだからだ。
(p349より)
僕自身が、病気のことをずっと気にしていたりするので、
この話は、特に印象に残っています。
この本を読んだのは今から2年前ですが、
今でもこの考え方は「知れて、よかった!」と思っています。
たとえ病気の床について、立って歩くことができなくなっても、
病気に意識を向けるのではなく、
健康な部分に意識を向けたい、と思いました。
意識を、「ない」から「ある」に変える。
これも、リフレーミングですが、物事の別の側面を見ていますよね。
要は、習慣として、どっちの向きから考えて生きていきますか?ということ。
「ない」と思えば、不満が出る。
「ある」と思えば、感謝がわく。
人間ですから、「痛い」「イヤだ」は当然思ってしまうことはありますが、
それが習慣になってしまうと、抜け出せなくなってしまいます。
意識をシフトする。
有名な『7つの習慣』の中でも、「パラダイムシフト」というのは、重要な習慣であると説かれています。
以下のサイトでは、「パラダイムシフトとは、パラダイム(思い込み)をシフト(転換)することです。」と紹介されていました。
▼【7つの習慣】パラダイムシフトとは?使い方や具体例を紹介!
(ブログ「ほっこり営業LABO」内)
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本書の中のテーマは多岐にわたっていますが、その中から今回は2つにしぼってお伝えしました。
興味を持った人は、ぜひ手に取って読んでみてくださいね。
本を読むのはメンドクサイとか、本を読むのが苦手という人は、
オーディオブックも出ています。
PCやスマホで再生できます。
役者さんの臨場感あるしゃべりで、また一段と楽しめますよ。
▼audiobook.jp『悪魔とのおしゃべり』(7分以上試聴できます。)
▼「悪魔とのおしゃべり」がオーディオブックで登場!音で聞いても衝撃的。
(ブログ「あまかずさん@がんまらない」内)
それでは、また!