2021/02/04(木)20:41
「通級で期待される効果」 ~通級指導教室のマンガ『みんなが輝くために』2
通級指導教室を舞台にしたマンガ『みんなが輝くために』の第2巻を読みました。
『みんなが輝くために2 舞台は通級指導教室』
(梅田 真理、学びリンク、2020/10、税別800円)
「通級」そのものが舞台のマンガはかなり珍しい。
と言うか、このマンガ以外にはまだないのではないかと思います。
それぞれのお話でテーマがはっきりしていて、
臨場感を持って困り感のある子のことを考えられるようになっています。
第2巻は次のようなお話が収録されています。
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第5話 ぼくは体を動かすのが苦手
第6話 通級指導教室はこうしてできた
第7話 ぼくは計算が苦手 私は割合が分からない
第8話 僕はうまく発音できない 読むことが苦手なんだ
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マンガが主体ですが、コラムのようなページもあり、そちらも勉強になります。
第6話の後には「通級で期待される効果」というページがありました。
「『達成感が自信につながり次への学習意欲を生む』ことが、
個々の特性に応じた通級による指導の一番大きな効果です。」(p76)
という結びに、非常に共感しました。
まさに!
自分自身もそれを心にとめながら、今後も通級指導を続けていきたいと思います。
通級指導教室の先生以外の学校の先生が読まれてもいいと思いますし、
上の目次の「計算が苦手」などに当てはまる子どもに関わる保護者や支援サービスの方が読まれても、参考になると思います。
オススメです!
(関連する過去記事)
▼舞台は通級教室! ~マンガ『みんなが輝くために』
(2020/6/20の日記)
↑こちらの記事では、他の発達障害をテーマにしたマンガにもふれています。
よろしければ合わせてお読みください。