天皇Ａ級合祀に不快感の波紋

2006年07月22日

テーマ：政治について(19933)

2006年7月22日 22:49:59

　昭和天皇が、Ａ級戦犯の靖国神社への「合祀」について、“強い不快感”をもっていたことが記された、当時の「宮内庁長官メモ」が発見された。

　まぁ、天皇にも「個人的な意見」はあるし、これ自体は大した問題ではない。むしろ、天皇が「行け」と言ったら「行く」、「行くな」と言ったら「行かない」となってしまえば、自由も民主主義もない。

　しかし、意外と“波紋”が大きそうな予感も…。

　〈波紋１〉
　まず、昭和天皇が参拝をしなくなった理由が、１９７５年の三木首相の参拝から、「公人・私人」などと「政治問題化」したためだと、つい最近まで述べていた「右翼論者」が静かになるｗ
　「桜井よし子」も静かになるｗ

　〈波紋２〉
　靖国神社や、その信徒団体、遺族会の「要望」にある「矛盾」が大きくなる。
　ちょい前の「読売新聞」で、「遺族会（靖国信徒？）」の方が「靖国神社に公式参拝してほしい」と語ってたが、この「要望」自体が「矛盾」している。
　「政教分離の原則」のもとでは、「一宗教法人」に「公式参拝」とか、できないかと？ｗ　「国の施設」でもない「民間」の、しかも「宗教法人」に、「公式」も“無理”があるか。

　さらに、「天皇陛下に参拝してほしい」という要望も、天皇の「個人的な意見」や「宗教的な信念」を考慮していない時点で「矛盾」といえるか。参拝したくないところへ「参拝してくれ」と。
　要するに、「公式参拝」や「天皇参拝」などの「靖国《信徒》側の要望」も、「靖国《神社》側の都合」のため、「矛盾」してしまう。
　例えば、磁石の「Ｎ極」に、「Ｎ極」をくっつけてほしい、と言ってるような？

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最終更新日 2006年07月22日 22時53分08秒

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