経歴が出張料理人というのが面白い。
内容はかなり個人的観念が強いものだし、登場人物も少ない。
『さよならアメリカ』のロゴが入った袋を被った主人公が、
街にまで出て、仲間を探しにゆく。
その状態を親に注意されても貫く姿勢は、
現実社会との遮断とか、自らの顔を鏡で直視したくないといった理由の他に、
著者のテーマがあるのかもしれない。
帯に絶賛されている、
『新時代の感覚と文学の伝統。これぞ小説の未来形』
に示されているが、引きこもりとも、社会性のある人とも違った、
どこにも属さない主人公を描いているのに小説の未来形を感じた。
~ここから雑記~
随分前からプリンタの黒インクが切れていたので、用紙と共に購入。
セットし、いぜプリントしようとしたら、
なんと黒文字だけ印刷されない!
以前はフル稼働でも文句ひとつ言わなかったのに!
焦ってマニュアルを読みあさった。
一週間に3~4枚程度、印刷するのが推奨らしく、
良く考えてみれば、2カ月以上放置していた。
車みたいだなと呑気に考えながら、あらゆる手段を試してみてもだめ。
ひょっとすると、黒印字機能だけ壊れているかもしれない……
「9月中に応募する」
の目標達成は絶望的だ~
明日問い合わせしてみるものの、
機器もかわいがってやらないとすねちゃうものなんだなぁ。
と思った。