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テーマ:今日の出来事(292625)
カテゴリ:ぶらりめぐり
青空のもと、東京高等裁判所前、一般傍聴者に対して整理券が配布された。これは人数が多ければ抽選で決定するシステムであり、席が五十余りに対し、傍聴者の合計は三十名足らずであったので、全員が傍聴可能であった。
事件名は『日米相互防衛援助協定等に伴う秘密保護法違反』 そもそも、秘密保護をテーマに議論されるのだから、僕たちのような傍観者がいてはまずいのではないかという素人丸出しの懸念を抱いていた。が、杞憂だった。 まずは被告人の弁護士三名による説明、裁判が進むにつれ、具体的な秘密情報には上手く触れなかったし、法の定義を前置きとして、前例を踏まえ違法ではないと説得に入る。 当の本人が違法であると認識はなく、上司への許可があり……等々、まるで中編小説の分量があるかと思われる資料を理路整然と読み上げていった。故に、多少なりとも予備知識がないと、話についていくのもままならなくなってしまう。 訴えた側の意見はまったくなかったので、十二月に行われる判決では無罪になるのではないかと思われた。それで裁判は終わり。白熱した口論バトルを期待していただけに、(本人には申し訳ない期待ではなるが)少々肩すかしな感じもした。 たぶん、僕にはもっと重い罪の傍聴じゃないと満足しないんでしょう。我ながら、不謹慎ですな~ で、国立図書館にも寄ってきた。 大きい……日本の出版物がすべて格納されているらしい。まあ、僕の本も置いてあったので、本当なのでしょう。 大半は来客の目には触れない書庫に収められているらしく、受付で依頼して取り寄せる形だった。現代人は活字離れしていると言われているけれど、読書人は沢山いましたよ。はい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年10月20日 18時01分37秒
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