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2010年09月18日
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カテゴリ:読書
 妖怪漫画の巨匠、いや、妖怪という定義を世に広めたのはこの人しかいないのではないか。
もちろん、他の分野で偉業を成し遂げた方ではあるが、どうしても妖怪漫画『ゲゲゲの鬼太郎』を思い浮かべてしまう。
 このアニメは何と5度TVアニメ化されているらしい!
 たぶん、僕は学生の頃に再放送バージョンを見ていたのと、泉谷しげるが主題歌を歌っていた最近のバージョンを見ていたので、真の『ゲゲゲの鬼太郎』ファンとしては失格なのだろう。
 しかし、故郷の鳥取県境港市に「水木しげるロード」があり、実は今住んでいる場所からそれ程遠くないので、近々行ってみようと思う。


水木しげるの娘に語るお父さんの戦記

 本書の内容は私小説のような自伝になっている。
 ありのままの『戦争』の記録とあって、重苦しい空気をバックに、延々と精神論を語られるのではないか?を想像していたが、(Disっているわけではなく、多くの犠牲が出たので軽々しく扱える題材ではないで)そこは人を楽しませる方である。

■読みやすい。文章は簡素で、短くまとまっている。
 これだけ苦労したのだから、もっともっと長々書きたいのが、人の心情なのにだ。

■困難を困難として受け止めない。 
 地元を離れ、戦争に連れて行かれるだけでも僕は気が狂いそうになるだろう。エグイ場面があっても、さらりと読ませ、その数分後には大丈夫。危険が伴っても、何とかなるから。と優しく諭されている気がしてきた。

 印象的だったのは、外地でのエピソードだった。戦いのため、南洋に向かう。パラオ等に漂流し、サバイバル生活を送る。そこで原住民とであっていく。

人生に『もしも』という言葉はあまり意味はなさないのだけれども、もしも、水木しげる先生が紙芝居作家から漫画家にならなければ、確実に外地で出会った原住民と共に暮らしていたのではなかろうか。

 成長していき、忙しなくなっていく日本に対し、原住民の貧しくても心やさしい人達の温かい温もりを比較させて、それでも良いのかと問う。
 水木しげる先生直々に描いた挿絵の『外地』の比重が圧倒的に多かったのも、戦争で得た教訓よりも、それらをメインテーマで伝えたかったのではないか、と思う。

 本書の他に、『昭和史』など、戦争を主題とする作品がいくつかあるらしい。是非、読んでみたいもんだ。





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最終更新日  2010年09月18日 15時53分34秒
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