がらくた別館 映画・漫画いろいろ日記

2009/09/05(土)15:19

後藤羽矢子の裁判びゅー日記 :後藤羽矢子

漫画の感想(135)

裁判員制度が開始されていくらか身近になった?裁判。 この本は漫画家・後藤羽矢子と裁判傍聴ブロガー・阿曽山大噴火と編集者の3人で1年半の間、裁判を傍聴した様子を面白おかしく紹介しています。 紹介されている裁判は16件+αです。 内容も麻薬、窃盗、傷害、痴漢、詐欺などいろいろ。 各回が後藤羽矢子のルポ漫画と阿曽山大噴火の解説のセットになっています。事件の内容については、結構マヌケなものも。 女子中学生に痴漢したら、隣にいた被害者の父親に取り押さえられたとか。 麻薬買って怖くなって捨てて・・・を繰り返して捕まったり。 当然、深刻なものもありますが。 裁判の様子も、被告を上手く諭す裁判官とか、検察と弁護士の両方から責められる被告とか、被告を擁護する参考人の様子とか、なかなか面白いです。 あと、痴漢やわいせつ図画販売目的所持の回は真面目にエロセリフが連呼されたり。そして、思わず後藤羽矢子の「エロ漫画家脳」がネタを得て活動を開始したりするのには笑いました。 後藤羽矢子の実録モノとしては、女性のエロ話という感じの『実録ですよ!パヤパヤライフ』などもありますが、なんでもネタにしてしまうところがいいですね。 エロ漫画家でもあるので、ネタに制限がないような感じがして、面白いです。 一般向けでは以前にこのブログでも紹介した『どきどき姉弟ライフ』とかの4コマもあります。 なんというか、独特の感性の持ち主です。この漫画は、気軽に読めてためになる? わりとオススメの漫画です。

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