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2006年12月02日
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カテゴリ:サッカー部
久々に泣けてきた。

TBSスーパーサッカーに出演する小倉隆史を、
彼の生のプレイを見たことがない人はサッカーに明るい芸人くらいに思うそうだ。

彼ほど怪我さえなかったら、と思わせる選手はいない。
彼ほど大きな夢を見させてくれた選手はまだ出て来ていないのだ。


小倉は180cmを越える恵まれた体躯ながらボディバランスとアジリティが突出しており、
トリッキーな動きと振りの速い左足からバラエティに富んだゴールを量産した。

サッカーは1人では出来ないが、
高校選手権において彼は1人で四中工を帝京との同校優勝に導いたと言って過言ではない。

決勝は正に小倉vs帝京であり、
試合中4人にマークされても彼は物ともせず、同点ヘッドを叩き込んだ。

Jリーグ元年の前年、名古屋に入団した高卒ルーキーは
カップ戦で5試合5得点の大暴れをかまし、
日本リーグを支えてきた猛者たちを手玉に取った。

当時としては珍しく海外志向が強く、契約に海外留学を盛り込み、
後に小野も在籍したフェイエノールトに留学生として所属するも、
立場上出場機会には恵まれなかった。

しかし出場機会を求めて移籍したオランダ2部エクセルシオールでは、
リーグ、カップ戦共に出場数を上回る得点を叩き出しエースとして活躍した。

話が逸れるので詳しく書かないが、
「ボスマン採決」以前の当時のオランダ2部は、
最近まで平山がいたオランダ1部と同等のレベルであったことは間違いない。

オランダから愛され強く慰留されていた小倉も
当時の五輪代表監督西野の要請により日本に帰国する。

帰国時の会見で、いきなり
「カズさん越えるのは僕。」
と言ってのけ、当時人気、実力共に絶頂にあったカズは
やがてフル代表にも名を連ねた小倉に対し
「新人とは思わず、1人の大人として接する。」
とコメントしている。

その年のダイナスティカップだったか、日本代表はフランス代表と対戦した。
フランスの顔ぶれは
GKラマ
DFアングロマ(カランブー) 、ブラン、デサイー、ディメコ(リザラズ)
MFデシャン、ルグエン、ジョルカエフ(ウェデック)、カントナ
FWパパン、ジノラ
監督エメ・ジャケ
と今やTVゲームでも揃えるのが困難な程錚々たるもので、
ベストメンバーの本気のフランスの前に日本は0-4とリードされていた。

その終了間際、カズと途中出場の小倉が2人でカウンターを仕掛け、
カズが右サイドで粘って折り返したボールを
小倉が反転しながら左足を振り抜きゴールに突き刺したのはもはや伝説であり、
名手を並べたフランスDF陣、特に要のデサイーの
まるで試合に負けたかの様な打ちのめされた顔は忘れられない。

だが、小倉は、五輪代表の練習で右膝裏十字靭帯を断裂するという
選手生命を絶つに等しい怪我をする。

更にその後の手術に失敗し、再手術を担当し、膝を開いたオランダ人医師の
「これは手術ではない。破壊だ。」
というコメントが物語るように、
オフレコで「小倉はサッカー選手としてもうやっていけない」と言われた。

僕も足首の靭帯を切ったから知っているが、
靭帯は切ったらそれ以前の動きを取り戻すことは不可能なのだ。

その後一時は復調を見せるもかつての輝きは蘇らず、
骨を埋めるはずだった名古屋を去り、チームを転々とし、
しかしながら引退間際、ボロボロになりながらも甲府のJ1昇格に向けて大きな力を与えた。


小倉は、怪我さえなかったら・・、日本の歴史を塗り替えていたはずだった。
今の時代に彼がルーキーとして登場していたら、
アーセナルに誘われた伊藤翔どころの騒ぎではないのである。


そんな彼の動画を見付けた。
泣けてきて、嫁に慰められた。

小倉を知っている人は見て欲しい。
選曲がまた泣ける・・





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最終更新日  2006年12月05日 17時24分22秒
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