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カテゴリ:Beauty
久しぶりに叔母に逢った。
本当に・・ひさしぶり。 もう80は越しているだろうと思うのだけど、 こんなふうになら年齢を重ねてもいいかなぁ・・と思う。 穏やかで決して怒ったところを見たことがない。 いつ行っても掃除の行き届いた 余計な飾りのない・・昔ながらの日本家屋で一人暮らし。 地方銀行の頭取との結婚式の直前、 今でいうフリーターの青年と駆け落ちした ・・という経歴は、今の叔母からは想像がつかない。 大変な苦労をしたらしい、 というのは、まわりから聞かされる。 結局、定職にはつかなかった叔父だった。 映画を見て、夢ばかり楽しそうに語る叔父が亡くなるまで、 叔母はお店をひとりで切り盛りし、 お客さまがいない時は仕立て物をして生活していた。 何度も迎えに行った祖父を それでも何度も追い返していたらしい・・。 親族の中で一番苦労して、 一番おしゃれに時間もお金もかけられなかっただろうこの叔母が、 一番綺麗に感じるのは、小さい頃から謎だった。 ミス○○の経歴をもつ従姉たちもいるのだけど・・? 叔母の謎な部分が私にとっては魅力だったのかもしれない。 今日お話してみて、ほんのちょっと、その謎がわかったような気がした。 叔母は、まわりからどうしようもない、と言われていた叔父を、亡くなった今も愛している。 そして、それを誇りに思って生きている・・ということ。 そうしないと、自分の存在そのものを否定してしまうことにもなるからかもしれない。 プライドの人一倍高かったという若い頃の叔母が、 お店を始めたころの苦労を話してくれた。 綺麗でいつづけるのは・・ 最初は昔の自分を知っている人に 苦労してるんだね、って言われたくないというプライドからだったって。 でも、そう思っていた頃の写真は、確かに凄みがあるくらいに綺麗だけど、 今の叔母のほうが香りたつようなやさしさがある。 学生時代はよく遊びにいってたんだけど、 ずいぶん久しぶり。 綺麗でいるために真似できることは? って聞いたら・・ ”気合よ、気合!”って笑ってた。 気合いれて・・・がんばろう!(^_-)-☆ ★Lady Pink☆PINK★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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