北朝鮮テロ支援国家指定解除
昨夜遅くというか今朝早くテロップが流れた。これについて訪米中の中川大臣が懸念を表明したのは彼のこれまでの活動実績からいって当然なのだが、だからといってこれを日本のマスコミの報道どおりに見ると本質を見誤る。中川大臣は釘を刺し、それについて米政府も答えている。「横田さん忘れない」 米大統領が中川財務相にまた以前書いたIEEPAについて解除したという報道は今のところない。この報道に関してのまずAP通信本家NKorea off US blacklist after nuke inspection deal 北朝鮮へのテロ支援国家指定、米政府が11日に解除する方針を決定こちらは今のところ唯一日本のマスコミで「これはあくまでも暫定的な措置」と米が言っているのを書いている。正直言って不快は不快だが、だがもう一つ疑問もある。何故この指定解除を一方的に非難する人間に限って日本の法の不備、つまり憲法改正を訴えないのかなと。ものすごいダブルスタンダードじゃないかと思うんだが。核保有議論の時もそうだったのだが憲法改正議論だって当然あるはずで、何故かというとこれは国家安全保障問題だからね。あらゆる可能性を探る上での議論くらいはあっていいだろう。日本のような国家だからこそ議論でも多少の抑止になりうると思うのだが。なので私はこの決定を非難するのはともかく、非難するのならではこうするという手段の一つの方向性として憲法改正や核保有「議論」すら言い出さない評論家だのコメンテータだのは信用しない。