世紀の誤報-尖閣
安保条約の対象と明言せず オバマ政権、尖閣諸島でと共同通信がJSTで8月17日になったばかりの時刻で打ったのだが。そんなバカな事があるかとこの記事を見つつもここには書かずにいたのだが、案の定でして。恐ろしい事に私はこの報道の錯誤、変遷をメディアでは見ていない。つまり最初上のリンクの記事がネットで公開され、私としては「どうせまた飛ばしだろう、いくら米民主党でもそれはない」と判断しここにも書かずに事態を見守っていたと。その後米国:国務次官補「尖閣諸島は日米安保対象」この記事が17日11:29でソースがDaily Press Briefing - August 16, 2010-言わずもがなだが当然米国時間なので16日付け国務省の公式記者会見で国務省広報官が明言している。冒頭に御丁寧にSenkaku Islands/ Article 5 of 1960 U.S-Japan Treaty of Mutual Cooperation and Securityと見出しまでつけて。どっかの国の民主党とは違い、いくら花畑のオバマ政権といえども尖閣諸島に関しては日本のためというよりは台湾海峡周辺地域として、また国際航路の太平洋側出入り口として譲るわけがない。というより普通いくら左翼政権といってもだ、軍事外交安全保障でそれまでの基本路線を根本変更する事は稀で、やらかすとそれを取り戻すのに大きな代償を払う羽目になる事くらいは歴史の浅い米国でさえ理解できている。オバマ政権が現状内政で数々の失敗を重ねすっかり失速しているのも事実だが、クリントン国務長官がというより米国自体の認識というのはその意味で世界最大の国家として、基軸通貨の国として間違ってはいない。国家戦略というのはこういう事を言うのであって、日本のキャミ荒井がぐつぐつふらふら定見も何もないままババアの独り言以下の寝言を記者にほざくのとは訳が違う。しかし共同通信も酷いな。臆面もなくこんな重要な話題で誤報を垂れ流す自体、とんでもない錯誤をバラ撒く恐れがあるという事に気づかないのかね。意味がまるで逆な上に日本と米だけの問題じゃあない、国際航路とか領海領有の問題でこんな気楽にしている自体信じられないんだが。