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カテゴリ:本の感想 作家別-あ行
アニメが4月からBSでも放送が始まっているAnother
原作読んでたことを思い出し アニメ版の感想もふくめて 今頃レビューを 綾辻作品は 動物のお医者さんの佐々木倫子とコラボした 「月館の殺人」しか読んだことがなく(殴打) 小説はお初でした。
読む前からホラー作品とは知っていても 人気ミステリー作家の論理的筆致の迫力はすさまじく 怖さを感じるよりも主人公の転校先のクラスの謎の正体が もう気になって気になって一気に読んでしまいました。 しかし読み終わるとその論理的な話の組み立てゆえに あれほどの悲劇、人の死が重なり、その影に怯えながら また新たな3年3組ができていくという”現象”に対して、 もう少し解明されることがあってもいいんじゃないだろうかと 不完全燃焼も感じました。 100%の対処はできなくてもいいから最小限の回避の方法とかを 奥様(小野主上)にお願いしてSPRの面々に調査してもらったら 良いのに~と ”本気”で思いました(笑) そしてアニメ版 絵が可愛らし過ぎて 正直期待せずに観ていたのですが やはり映像とBGM, そして”声”というのは 恐怖をかきたてるものだなと その破壊力の凄さに 毎週観るのが楽しみになっています。 同時に原作Anotherの真の怖さって 反復する”現象”を 読者が反芻する度に 恐怖度が増していくことではないだろうかと おもうようになりました。 原作読んで「ちっとも怖くないや~」と 高をくくっていたのが 今は原作を思い返すと 「怖いんだよ~」状態です。
内容詳細 その「呪い」は26年前、ある「善意」から生まれた―。1998年、春。夜見山北中学に転校してきた榊原恒一(15歳)は、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。不思議な存在感を放つ美少女ミサキ・メイに惹かれ、接触を試みる恒一だが、いっそう謎は深まるばかり。そんな中、クラス委員長の桜木ゆかりが凄惨な死を遂げた!この“世界”ではいったい、何が起こっているのか?秘密を探るべく動きはじめた恒一を、さらなる謎と恐怖が待ち受ける…。
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