仏滅は大安なのです。春楽天のテーマコーナー〔連続小説のコーヒーぶれいく〕
みなさん、いい日です。今回は春楽天のダベリングです。今日は先勝ですね。縁起かつぎの六曜。その中で 注目を引くのは仏滅とか大安でしょう。そんな迷信なんて信じたくない、って思っても 心にひっかかりますよね。で、みなさん、仏滅っていうのは 最高にめでたい日なんですよ。ご存知でしょうか。あのブッダさん、仏教の基いをつくった お方、カルマを説いた存在、あの仏陀さんが 肉体を脱ぎ捨てた日、それが仏滅ですね。で、仏陀は どういう教えを説かれたか。「人生は 苦しみである。そして転生はある。いやはや とんでもなく苦しいことだ。私は 苦しまない状態になりたい。加えて、私は二度と この世に転生してきたくない。そこで私は 修行し 瞑想し 人間として理想の状態になることができた。私は 苦しみの原因となるものを 私の中から すべて消し去った。よって私は 二度と苦しまない。加えて、わたしは私の転生の原因となるものを すべて消し去った。よって 私は二度と転生しない。その理屈は こうである。すべてに於いて 原因があって 結果がある。すなわちこれが あるとき それがある。これが なければ それはない。これが あると それが生じる。よって これを なくせば それは 生じない。わかりやすく言おう。 卵をなくせば鳥は生まれない。 この理屈を わたしは私の苦しみと転生について完璧に実現した。よって私は二度と苦しまない。よって私は二度と転生しない。それを実現する修行法、瞑想法などは これこれである。肉体をもっている間は まだ完全に理想的な状態にはなっていない。わたしが私の肉体を脱ぎ捨てた時 わたしは完全に理想的な平安な状態に はいる。それを ニルバーナという。(注:バ=VA)わたしが私の肉体を脱ぎ捨てた日は 最高にめでたい日なのである」原始仏教を要約、意訳すると こうなるんですよ。これは 原始仏教の経典を読んで、春楽天が要約、意訳したものですから ちょっとしたまちがいは あるかもしれませんが、大筋では正しいはずです。(このコラムでは 仏陀が「私」と使っておられますので、春楽天は春楽天とします)因みに、春楽天は 仏教関係の本で こんな簡潔な要約、意訳に お目にかかったことはありません。その点 仏教界に不満ですなあ。ですから仏滅は大安なんですよ。もうひとつの注目点は 仏陀が 霊魂のような存在はあり 転生はある、と断言しておられることですな(念のため これを書いておきます。早く楽になりたいと 自殺すると 大損します。科学的カルマが自殺を禁じています)。それから 仏陀は カルマはあると 説いておられるんですよ。霊魂研究家にして科学的カルマ研究家の春楽天は これらの点にも注目しています。でも、残念ながら 仏陀の説かれたカルマは定義がはっきりしていません。証明もないですね。科学的カルマは定義もはっきりしてますし、証明のようなものもあります。(注:連続小説07から13。7月18から7月27日の日記。その他にあります)それから 仏陀が肉体を脱ぎ捨てた日は わかっていません。加えて 仮にその日がわかっていたとしても 仏滅は一年に一回だけですね。一年に一回の仏滅。しかもその日は だれも知らない。おまけに 日の数え方は 時代によって違う。さらに 同じ日っていう意味は 考えても 何なのかわからなくなる(ほかにも いろいろ考えられますが うるさくなるので省略します)。でも まあ その日には いつも みなさんにいいことが あってき続けたんですよ。***そう考えましょうよ。と、まあ これも縁起をかついでますね。縁起をかつぐの やーめたっと っていきたいもんですな。そこで とにかく仏滅は最高の大安なんですよ。おわかりになりましたか。