503211 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

ひつじの日常

ひつじの日常

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2013年03月13日
XML
カテゴリ:まきストーブ


3.11後の震災復興についての一例が掲載されていました。


復活の薪プロジェクトとともに三陸の豊かな海を取り戻す

2013年03月12日
『環境会議』『人間会議』編集部
宣伝会議オンライン
http://www.advertimes.com/20130312/article104457/

震災復興の中で、木質バイオマスを活用し、循環型社会の確立と生活再建とを同時に進めようという取り組みがある。

ということで、岩手県大槌町のNPO法人「吉里吉里国」の活動を紹介しています。

避難所の有志が任意団体を作り、5カ月で「10kg入りの薪」×5000袋 を完売したそうです。
そして、次に地域の山林の間伐をする、というのです。

薪を作って5000袋も売った、というのはすごい話ですけど、間伐は非常に危険な仕事です。果たして出来るのでしょうか。

林業に必要なチェーンソーや林内作業車、木材を搬出する軽架線集材機などの機械類は、義援金や助成金、寄付金などで調達した。また、作業をするために必要な技術は、林業経験者である芳賀氏や小規模自伐林家の育成の旗振り役である「土佐の森・救援隊」の支援などを受けて、メンバーが習得を進めている。

すごい!本気です。
勇気のある活動だと思います。
商売として成り立つことが活動の前提でしょうが、なにせ林業です。
商売が「目的」で無いことは、明らかでしょう。
何が彼らを、そんな危険で儲からない仕事に駆り立てているのでしょう。


この活動の最終目標はきれいな山と海を取り戻すこと。自分たちが働くことで、誰かの役に立っていると思えると、誇りを持って働けます。農業は、自分が春に播いたものを秋に自分で刈り取りますが、林業では、50年前の人たちが植えたものを我々が生活の糧にし、そして我々が今植えているものは、50年先の子や孫の生活を支えます。つまり林業というのは、『恩送り』をしながら、継承していく産業なんです。50 年、100年先に三陸の海がトドやアザラシ、オットセイでいっぱいになることを願って今、山を再生するんです。(芳賀正彦氏/NPO法人吉里吉里国理事長)


すごいなあ
被災したからこそ出てくる言葉じゃないでしょうか。
芳賀理事長の家も津波で流されてしまったそうです。
名古屋でぼんやりしている私には全く欠けている想いと行動力です。


元気の無い林業を、再生、復活させようと努力している方々が全国にいます。
その後ろから、また別のモチベーションを持った新たな林業従事者が歩き出した、という感じです。

危険で、やりがいの乏しい、しかも商売として難しい林業に、東北が果たす役割に(重ねて無責任ですが)期待してしまいます。

ちなみに間伐をしようとしている森林は、

地元の漁師が所有する里山人工林

だそうです。
この記事のタイトルにある通り、豊かな山が豊かな海をつくるので山の手入れは漁業にとっても重要なんです。




ところで、「薪」は売れるのでしょうか。


(薪を)地元の旅館や漁師の番屋、農家のビニールハウス用のボイラーの燃料として販売している。その需要は多く、現在では、需要に供給が追いついていない状況だという。

円安で重油の価格が上がると、(それでも薪のほうが高いでしょうが)少しづつ薪燃料にも関心が向くかもしれません。

ギリシャの話
・・・理由は違うけど


ペレットストーブのメーカーと共同で、丸太を使った薪ボイラーの開発も進めている。

ペレットの製造でもなく、住宅用の薪ストーブでもなく、薪のボイラーというところが現実的で良いですね。


森林ジャーナリストを名乗る田中淳夫さんのブログが興味深いです。

薪はもったいない?
http://ikoma.cocolog-nifty.com/moritoinaka/2013/01/post-d39f.html

農林界の三大愚策・ペレット
http://ikoma.cocolog-nifty.com/moritoinaka/2009/06/post-6fe2.html

ペレットに関しては、最近、愛知県の近くの県での製造ラインが輸入木材を原料にしだした話を聞きました。木が足りないのか、需要が多いのか分からないけど、そのバランスが国内で取れないのなら、あんまり賛成出来ないかなあ。
木の無い国に輸出するなら、それも意味があるかも知れないけど。

honoo



ついでに、植林体験のご案内

http://www.ts-dry.com/event.html#23
主催:天竜T.S.ドライシステム協同組合

立春を過ぎた辺りから、暖かくなったり、寒くなったりを繰り返している今日この頃です。
春と言ったら緑が芽吹く季節ですね。では、そのお手伝いを今年もしましょう!
ということで、植林ツアー、今年も行います。
多くの方(といっても、参加人数に限りがありますが)の参加をお待ちしております。

日にち:4月20日(土) 小雨決行
集合場所:榊原商店(浜松市天竜区横川3202-3)(道の駅 いっぷく処横川の隣)
時 間:9:30~14:30まで(オプションツアーを除く)
費用:大人1,500円 (小学生700円、未就学児無料)

申込み:4月16日までにお名前、人数、年齢、住所を記入の上、メールもしくはFAXにてお申込み下さい。*先着50名様までとさせて頂きます*

<スケジュール>
AM09:30 受付開始
AM10:00 天竜T.S匠の会の取り組みと植林についての説明
AM11:00 植林現場へ出発
PM12:00 植林現場着、お昼ご飯
PM01:00 植林作業開始
PM02:30 植林作業終了
製材所、天然乾燥倉庫見学(希望者のみ)
新築・リフォームお気軽相談(希望者のみ)
PM04:30 終了。現地解散

<持ち物>
おにぎり、飲み物、滑りにくい靴、 汚れてもよい服、軍手、雨合羽など
*お持ちの方はスコップ、鍬等をお持ちください。



結構 急斜面で、植林といえども危険です。
靴などは安全なものにして下さいね。









お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2013年03月13日 16時13分41秒
コメント(0) | コメントを書く


PR


© Rakuten Group, Inc.