仕事で向き合う　ランドローバー車との日々　　　　Ｌａｎｄ　Ｗｏｒｌｄ

エアコンガスの補充！！

１３４ａガスを使っているエアコンのトラブルは、当店では比較的に少ない事です。
しかし、さすがに１０年経つと少しづつ漏れて補充が必要になるようで、昨年位から
エアコンの効きが悪いとの声が多く聞かれるようになりました。

真夏の時は内気循環で使用してください。外気導入では冷えません。

点検してみるとガスが少ないようで、低圧側の配管の温度が高く明かに冷却不足の
状態になっています。

ランドローバー車で１３４ａガスを使用しているエアコンは日本製が殆んどで、外車の
中ではトラブルが少ない方だと認識しています。



１３４aガスのシステムではレシーバータンクにサイトグラスが付いていないものが
殆んどです。特に外車は。。状況を見ながらガスを補充する事は出来ません。

１３４aガスのメンテナンスの基本は、ガスが少ない時は総入れ替えです。
補充は入れすぎる事が有りますので気をつけて作業してください。
補充や入れ替えの時は、１３４a専用オイルも必ずいれて下さい。

当店では１３４ａのエアコンガスを補充する時は、蛍光剤入りのエアコンオイルと
ワコーズ製のエアコンオイルの両方を入れる事をお勧めしています。
（両方ともオイルが入っています。）



１３４ａガスのガス漏れを感知するテスターは有るのですが、蛍光剤を入れるほうが
漏れの場所を目視で確認できる事。通常は１３４ａガスの漏れ方は微量で、テスターでは
検知出来ない時もある事。等の理由で蛍光剤を入れる事をお勧めします。
長い時間がかかって漏れた場所でも、しっかりとマーキングしてくれます。

また、ワコーズのエアコンオイルでパワーエアコンといい、燃費・静粛性・冷却能力の向上
を謳っています。ワコーズに聞いた所では、Oリングを復活させる機能も有るとの事なので
先の３点は眉唾的な事で期待はしていないのですが、ゴムを復活させる機能は古くなった
エアコンシステムには有効と思いますのでお勧め致します。

ガス漏れで一番多いのは、配管の繋ぎ目からの漏れ（Oリングが原因。）ですから、
ワコーズさん期待しています。
２年前に当店のテストカーにも入れていますが、入れて良くなった認識はありません。
しかし、トラブルも有りません。ディスコ１で走行距離は１６万キロ位です。


闇雲に補充するのは良くありません。冷えない原因を探ってから作業して下さい。
エアコンの知識がある所で作業を依頼してください。
お店側が総入れ替えと言っている時は、無理に補充を頼まないでください。
どうしても総入れ替えが嫌な時は、補充してくれる所を探して作業依頼をして下さい。
（必ずエアコンのプロの所で。）

ガスを入れすぎるとコンプレッサーや配管に負担が掛かり、トラブルを引き起こす
原因になります。