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仕事で向き合う ランドローバー車との日々    Land World

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2010.11.27
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画像 443.jpg

300tdiエンジンのファンカップリングの取付部分です。

カップリングにガタが有り交換する為にカップリングを外した所、写真のようにネジ部に
損傷ありました。

カップリングを外す時に抵抗があり、ネジがなめているような感触を感じながら更に回すと
急に空回りしてしまいました。びっくりして点検した所、有りえない様な亀裂が
入っていました。

よくよく見てみると。。。

画像 444.jpg

溶接の跡があります。
カップリングを外す時に壊したのでしょう。どれ程の力の持ち主さんでしょうか。

本当は。。

画像 446.jpg

こんな風になっていたり。

画像 445.jpg

このような状態の部品です。


ユーザーさんへ聞いた所、何処かの修理工場でタイミングベルトの交換をしたようです。

今回はカップリング交換のためにカップリング本体を外しましたが、当方でタイミング
ベルトの交換作業をする時は、ファンとカップリングを付けたままフロントカバーごと
外します。これはカップリングに変な力を掛けたくないためです。

カップリングを外す時は回り止めの専用工具が必要で、この工具が無いとカップリングを
外す事は殆んど不可能だと思います。

どれだけの力を使って外したのかは分りませんが、多分、タイミングベルトの交換の時に
カップリングに無理な力が掛かりガタが出たのだと思います。

壊れた所を溶接で直し、無理やりカップリングをネジがナメてしまっている状態で締付けて
取り付けてしまう。。

走行中に外れなくて良かったとつくづく思いました。

専用工具の必要性を実感させられた事例です。








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Last updated  2010.11.28 01:46:38
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