ランラン日記

ガチャコンという愛称の
二両編成のかわいいローカル私鉄。

キャンペーンで今だけ（どこかで聞いたセリフ）
ワンコインで乗り降り自由！

それに自転車持ち込みOKで、
自由度100×100％やん!!!!!!!


というわけで、　　
折り畳み自転車、ひさびさの出番です。

どっち側のホームで待つんだっけ？
ウロウロしていると、
私もそっち方面だから、と年配の女性が案内して下さった。



「いいわね、自転車で
　ご夫婦で」
さっきまでモメてた私たちは、思わず顔を見合わせた。

今日はお墓参りといわれる”お母さん”のカートには切花がのぞいていた。
「残された人が困らないように、ね
私の荷物は、畳一枚に乗る分だけにしてあるの。
思い出の品？
とびっきりいい写真を1枚か2枚で充分よ」

こんな心に浸むお話が聞けたのも
ローカル電車の旅ならでは。感謝＾＾




♫鉄橋だ、鉄橋だ、楽しいな♫
じゃないけど、
♪鉄塔だ、鉄塔だ、楽しいな♪



けっこうなスピードで
田んぼや山のトンネルを越えていく。
待ち時間のある駅では、
降りて資料館を見たり、水筒のコーヒーを飲んだり(^_-)

ついにガチャコン終点〜！
エレベーターで自転車をえんやら運び、
ようやくペダルに足をかけることができたのだった。


＊＊＊
風情ある城下町であり宿場町。
自然豊かなこの土地を自転車でゆっくり味わうつもりだった。

ところが、せっかちな主人は
ついて来いといったっきり、
どんどん先をいく。

汗をかきかき、
やっとのことで追いつく、引き離される、を繰り返す。
自由度マイナス100％だよ、もう。
なんていいながらも
未知なる道を行くのは、なかなか楽しかった。


からくり時計のある三又の道。　
写真を撮ってると、主人の姿はすでにない。
途方にくれるが、3つに１つを勘で進む（笑）


＊＊＊
帰りの駅舎で
偶然、ポスターをみつけた!
ジャズフェス今日やん、行こう。

ラッキーにもお目当てのバンドに間に合い、
ガチャコン・チャーリーの旅は予想外のハッピーなフィナーレを迎えたのだった。
記念のバッヂがまたひとつ