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2008年10月06日
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カテゴリ:ESFのお話
ESFで行われた日本語教育プログラム立ち上げの説明会に行ってきました。

集まった人数はYear1で4人

そしてその他の学年で4人

ESFのQ校には全学年とおして約50人ちょっとの日本人の子供達(ミックスも含め)。
(Q校は1学年120人、720人のマンモス校です)

8/50。

予想を遥かに下回って少なかった。

やはり駐在で将来的に日本に帰るという人が多いからだろうか。。。






今日行われた説明会の内容はざっとこんな感じ。

これはスライドを使ってのまずバイリンガルとはどんな物で

どうやって母国語を維持するかという説明だった。

ざっとかきます。


1、(目的)
  ここ香港に住んでインターに通う母国語が日本語の子供達を対象に
  母国語維持を通しての学習支援。


2、バイリンガルとは二カ国語を操つるが
 それが教育とは全く異なるもの。
バイリンガルは決して学識ではない!
とのこと。


3、母国語を家で使う事で英語能力はおちるのか?
  その逆はあるのか?
  母国語と英語を混じって使う生活は子供に混乱を来さないか?
  などの不安、
  しかしながらそれは全くなく英語も母国語を使う事で
  より一層考察力がのびるのであり
  出来るだけ日本語に触れさせてあげる事が大事なのだという事。



4、親として家庭での学習支援は具体的にどんな事をするべきなのか?


5、バイリンガルの事実。
  異なる言語での情報処理という経験&思考が将来的に柔軟性を持たせる。

6、
  子供の知識と技術は言語を超える!



7、話し言葉の学習を助けるヒント。
  家で話す、どこでも話す。
  どんな事でも話す、ただひたすら話す!


8、読み言葉を助けるヒント
  読む事を楽しみ、短い時間ですませる。
  正確さの前に自信と流暢さが大切。


9、書き言葉のヒント。
  ストーリーがあるもの、意味がある物を書かせる。
  ストレスフリー!











ざっと書いたのでおおざっぱになっているのだけど

とりあえずESFで今回立ち上げられる日本語プログラムは

ワークショップと言う形で

ESFが主催するのではなく

お母さんが中心になっていくとのこと。

ESFはただ場所提供と前向きな取り組みへの支援。





だから詰め込み式クモンのような塾的要素ではなく

日本語に触れて母国語教育をしながら

日本語の文化を学び

その中で日本語の学びを深めて行くといったような物だろうか。



そう決して日本語ばかりしないといけないわけでもなく
英語と競う訳でもないだ。


両方話す事によって相互作用がありメリットがある。



英語を学ばせるにも

日本語を学ばせるにも

両方の言語を使うという事が大事だと先生もおっしゃってた。

片方だけに集中しなくてもよいと。

これはちょっと安心した。






私の中でイメージしていたのは

教科書くらい参考にして読み書きを少しずつ学ばせ

そしてそのうち漢字なんかも練習させて行くという60分。

どちらかと言えば国語の授業みたいなのんをイメージしてた。






でも実際はそうではなく

日本の文化、習慣を伝える中に年齢、発達別に

日本語の読み書きを混ぜて行くといった所だろうか。

いやそれも私がそう受け止めただけで

まだなにをどうするかすら決まっていない。






目標や到達レベルをどこに設定するかや

内容をお母さん達で相談して決めて行くのだ。




勿論子供によっては全く日本語が話せない子。

国際結婚組には多いと思う。

日本人家庭だから現地点で日本語に困っていない子。

将来的に日本で受験を考えている子。

我家のように日本に帰るめどが立っていない子。





目標もレベルも何もかもバラバラなのだ。




それをどうまとめて

どう母親が指導をして行くか。

全く持って暗中模索の状態。




これから大きくなるに連れて

日本語に触れる時間は今から大きくなるに連れてどんどん減るだろう。

話し相手も私くらい。

日本の文化を教えるのには限界があるし

公文だったら家でもやれるけど

それ以上の事、

例えば絵日記を書いたり俳句を書いたりして

みんなの前で日本語で発表!

なんて事なんか出来っこない。






そう考えたら我家、日本語全然足りない。





クモンとはまた違った方向性が見える。

週1回ボランテイアで行われる訳だから負担は大きいけど

それでも5君そしてプリンセスに

少しでも日本語に触れる機会を作ってやりたい。




どういった方向に流れて行くかは

今後何度も話し合いを重ねないといけないのだけど

これはいいチャンスだと思った。






夫君は10カ国の国を

英国人舅の転勤で転々と暮らし

パスポートはフランス&オーストラリアをもち、

英語と日本語も話すけど

どこが母国という感覚を全く持って持っていない。



それはそれですごく柔軟性がある。

どこの文化も習慣もすぐに取り入れれる。

夫君は先生のおっしゃった

本当の意味でのバイリンガルだと思う。





でも『ナニジンなの?』『どこの国のご出身?』って聞かれたとき答えが詰まったり

説明がめんどくさいからで適当に答える時はちょっと寂しそうだ。





5君にはそうなって欲しくないという思いがある。

たとえこれから日本に住む事がなくても

何処かに日本というルーツを持っていて欲しい。



それができるのが柔軟な思考が持てるバイリンガルというなら

母子ともに大変だけど頑張る価値があると思う。

今日はそう思えた説明会でした。











次回はハーフタームの後に
もう少しつめた内容の説明会がしてもられるみたい。
今から期待していますスマイル

今回はたった8人だったけど
興味をもってもっと参加してくれるといいな。



皆さんも興味深い内容だと思うので
追って内容報告して行きますね。





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最終更新日  2008年10月07日 11時47分35秒
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